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自白の強要に任意を超えた出頭

痴漢冤罪暴行事件が露にした警察の懲りない違法捜査の実態

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4月26日に弁護士会館で行われた国賠提訴会見の様子(上)。早稲田大学構内で支援者とともに目撃者探しのチラシを配布する母の尚美さん(下)。

 ひとりの青年が、夜の新宿駅で見知らぬ大学生から突然殴りかかられ、痴漢の濡れ衣をかぶせられた上に警察へ連行され、翌朝まで拘留。青年はその後、自らの命を絶つ──。

 大学職員だった原田信助さんが非業の死を遂げた、いわゆる「新宿駅痴漢冤罪暴行事件」は、これまでもニコニコ生放送などネットメディアを中心にたびたび報じられ、本誌のウェブ版「日刊サイゾー」でも4回の連載を通して5000件を超えるツイートが投稿されるなど、大きな反響を呼んだ。

 新宿駅での暴行騒ぎから新宿警察での取り調べの一部始終を、信助さんがたまたま持ち合わせていたボイスレコーダーで記録していたことから、死の背景に新宿署の違法な取り調べと、現場であるJR新宿駅のきわめて理不尽な対応が存在したことが明らかになったこの事件。捜査の方法に強い疑念を持った信助さんの母・尚美さんは、今年4月に警視庁を相手に国家賠償訴訟を提訴(支援者により「新宿署違法捜査憤死事件」と名付けられている)。 その第二回公判が、今月8月30日に東京地方裁判所で開かれようとしている。事件から早くも1年半が経過した今、ここで事件の概要を振り返りながら、問題点を再確認していきたい。

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