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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第12回──【COMIC編】

大団円を迎えた『桜蘭高校ホスト部』のデリケートさを欠いたチョロい結末

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──趣味の細分化が進み、ますます男女の垣根がなくなりつつある"マンガ"。いくら売れなくなってきているとはいえ、マンガ大国日本の底力は健在です! 何を読んだらいいかわからない? ならばまずはこれを読め!

2011年6月号 COMICクロスレビュー

■人気逆ハーレムマンガ、ついに完結

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『桜蘭高校ホスト部』(18巻)
作/葉鳥ビスコ
掲載/「LaLa」(白泉社)
価格/420円 発行/4月5日
上流階級の子が集まる桜蘭高校に、特待生で入学した庶民・藤岡ハルヒ。トラブルから、学園でも最も家柄・財力・成績に秀でる男子が集う「ホスト部」に強制入部させられるが、実はハルヒは女子! 部員たちがハルヒの存在で変化する一方、彼女は部長の環への恋心を自覚してゆく。おバカな逆ハー学園ラブコメで、06年にアニメ化もされた人気作。

【ライター・高野評】
★★★★★☆☆☆☆☆
口惜しさの残る後日譚
白泉社スタイルと呼ぶべき「逆ハーレム」「終わりなき学園生活」といったベタを完全にネタ化し、その変化による緊張感を18巻にわたって保ったのは偉業である。人物の掘り下げとクライマックスも見事。だからこそ、52話以降の後日譚による単なるイケメンパラダイス化が悔しい。恋が成就したら、ハルヒですら凡庸な「女」に戻らなければならないの? 「男装」も「女装」も脱ぎ捨てた彼女が美しいアニメ版のラストを、思わず見直してしまった。

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