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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第11回──【MOVIE編】

日本映画のダメなところがここにある!! 『まほろ駅前多田便利軒』

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──低迷する映画業界よ、こんな時代だからこそ攻める映画を! 保守的になりがちな映画業界に喝を入れる映画評。映画を見る前にこれを読むべし!

2011年5月号 MOVIEクロスレビュー

■小説からドラマ、今度は映画化

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(C) 2011「八日目の蝉」製作委員会

『八日目の蝉』
監督/成島出
原作/角田光代
脚本/奥寺佐渡子
出演/井上真央、永作博美、小池栄子ほか
配給/松竹 公開/4月29日
不倫の子を堕ろした後、同時期に生まれた男の正妻の子を誘拐した希和子(永作)。母娘として4年間幸せな暮らしを送るが警察に見つかってしまう。数年後、恵理菜(誘拐生活時は「薫」/井上)は大学生になり、不倫相手の子を妊娠する。原作は角田光代で、一度NHKでもドラマ化された作品。脚本は『サマーウォーズ』の奥寺佐渡子。


【映画文筆業・那須評】
★★★★★★★☆☆☆
「女の業」を描く豪快な手腕
子どもの誕生はしばしば幸せの象徴とされるが、残念ながら絶対ではない。たとえば産めない者にとっては暴力にもなる。角田光代の原作は無視されがちなその事実を丁寧にあぶり出し、そこに潜む複雑な女心を繊細に綴るが、同時に強靭で過激でもある「女の業」を描く上では成島監督の豪快な手腕がハマっている。原作の要素をたくみに落とし込みながら、その両面をカバーした奥寺脚本はさすが。井上真央の生命力あふれる存在感が光っている。

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