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大手新聞によるネットビジネスが頭打ち? 原因はやはり業界横並び体質にアリ!

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 新聞の発行部数減少に歯止めがかかる気配がない中、全国紙各社がニュースサイトからの収益に期待をかけているのは周知の事実。この3月にも日本経済新聞が月額4000円の電子版をスタートさせて話題となったが、同紙の喜多恒雄社長は「紙の新聞に大きな成長を期待するのは無理で、経営基盤強化には、これから成長するデジタル分野の強化が欠かせない」と鼻息も荒く語った。

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4月28日、遅まきながら、アップルの"販売中止騒動"を報じるasahi.com。同サイトでは、いつの間にやら記事本文スペース内に大きな広告が入るようになったが……儲かってますか?

 しかし、全国紙によるこうしたネット戦略に、早くも黄色信号がともっているという。それというのも、今年に入って以降、大手紙のニュースサイト閲覧数の伸びが頭打ちとなり、減少傾向に入っているというのだ。全国紙でネット担当をしている中堅社員は「この動きが続くのか、幹部も戦々恐々としている」と打ち明ける。

「最初は『すぐに戻るだろう』と楽観視する声も多かったが、期待していた冬季五輪でも思うように回復しなかったことで、幹部も『これはやばい。早く手を打て』と騒ぎ始めている。ただ、明確な理由がわかっているわけでもなく、うちのネット部門も、どうしたらいいのか頭を悩ませているよ」(同)

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