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世襲批判というパフォーマンスと小泉Jr.自民公認の既定路線



2009.06.18

MEMO世襲批判
地盤(後援会)、看板(知名度)、カバン(選挙資金)の3バンを受け継いだ、国会議員の世襲批判が世論の注目を集めている。これにより、次選挙では世襲議員の公認を制限するマニフェストを与野党とも掲げる方向で進めていたが、自民党は早くも見送ることになった。

「中川(秀直)さんも武部(勤)さんも最近まで『息子に継がせる』って言ってたけどねぇ」

 あるベテラン代議士の妻は首をかしげる――。

 強気な世襲批判を口にする両氏を筆頭に、永田町で「世襲制限」論争が喧しい。だがこの議論、何も今に始まったものではない。「私が初めて選挙に出た時も世襲批判を受けた」と小泉純一郎元総理が口にしたように、何十年も前から続いているものだ。民主党内では、野田佳彦ら若手が盛んに議論を進めてきたが、小沢一郎、鳩山由紀夫ら幹部連中が世襲議員のために、くすぶっていた。だが、安倍晋三、福田康夫両総理の放り出し辞任が続き、麻生内閣の7割の閣僚が世襲議員、あげくに改革の申し子のような小泉氏が次男の進次郎氏に継がせたものだから民主党が一気に世襲禁止の音頭を取った。

 企業経営では「三代目で潰れる」と世襲の弊害が言われるものの、国会議員の場合、毎回選挙の洗礼があり、実際選挙に弱い世襲議員もいなくはない。何もここまで批判されることなのか?

「安倍、福田のような、国会議員にすらなりたくなかった人間を総理にしてしまった自民党が悪いね。世襲といっても、影響力があるのはせいぜい選挙区内だけの話だけど、2人の場合、親が派閥領袖で中央での力もあった。三世の小泉氏、二世の小沢氏とそこが違うはずなのに、『世襲=頼りない』の構図を作ってしまった(苦笑)」(自民党議員ベテラン秘書)



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