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大手新聞もツイッター騒動を報道 『H×H』冨樫義博“神格化”の謎

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――冨樫義博氏による人気マンガ『HUNTER×HUNTER』の話題を、ネットニュースがこぞって取り上げるようになっている。連載開始から25年を経た人気作が今、再び注目を集めるようになった、その理由とは? 『H×H』と冨樫氏“神格化”の謎に迫る。

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[基礎解説]
『HUNTER×HUNTER』
掲載誌:「週刊少年ジャンプ」(集英社)
連載時期:1998年〜
単行本:37巻 以下続刊
累計発行部数:8400万部

珍獣や財宝、魔境といった未知のものを追い求める職業“ハンター”を目指す主人公ゴンと仲間たちの活躍を描く冒険ファンタジー。ゴンは、ハンターであった父親を探して自身もハンターとなるため、生まれ育った島を旅立っていく。ハンター試験編から始まり、道中で出会った仲間とともに特殊能力である“念”を身に付けながら、強敵との闘いや冒険を繰り広げる。念によるバトルは肉弾戦的な戦闘だけでなく、知略渦巻く心理戦の様相を見せ、「王位継承編」では登場キャラそれぞれが自身の目標達成のため暗躍する様に焦点が描かれる。

1999年にフジテレビ系でテレビアニメ化後、2011年からは日本テレビ系で新たなTVアニメシリーズが制作された。日本テレビ版では、2013年に劇場版アニメ2本が公開されている。デジタルゲームや舞台、リアル脱出ゲームといったメディアミックスのほか、グッズ展開も盛んで、作中でゴンが大人になった姿、通称“ゴンさん”がネットミームとなり後にフィギュア化されたことでも話題を呼んだ。

冨樫義博(とがし・よしひろ)
1966年生まれ、山形県出身のマンガ家。87年に「週刊少年ジャンプ」の増刊号にて読切『とんだバースディプレゼント』でデビューし、89年、自身初の連載となるラブコメマンガ『てんで性悪キューピッド』をスタート。その後、90年から『幽☆遊☆白書』を連載して、同作は93年の「第39回小学館漫画賞」少年部門を受賞するなど、好評を博す。95〜97年まで『レベルE』を月一連載、98年より『H×H』を開始(いずれも連載誌は「週刊少年ジャンプ」)。配偶者は『美少女戦士セーラームーン』(講談社)で知られるマンガ家の武内直子氏。

お笑いやテレビ、ゲーム好きであることを公言しており、「ジャンプGIGA」2016年2号で『NARUTO』の岸本斉史氏との対談では創作論とからめて言及。同対談では「考察を楽しんでくれているファンがいることも理解した上で〜」といった発言もあり、考察勢を認識していることもうかがえる。

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