――グラビアでも活躍する多趣味な22歳。ルチャリブレに感動! 悩んだ時は滝行へ!?
(写真/IKKI FUKUDA)
高校3年の時に家族で上京。グラビアを中心に活動してきた朝日ななみ、22歳。今、以前からの夢だった俳優の道を歩み始めている。
「この間、ドラマの『取り立て屋ハニーズ』(ひかりTV/dTVチャンネル)という作品を撮影したばかりなんですけど。現場でお芝居をするのはほとんど初めての経験で、すごく楽しかったです。お金とか遊びとか表面的なところを大事にしている大学生の役で自分とは価値観が正反対だったんですけど、終わった後はもっともっとできたらなって燃えました」
初現場でますます具体味を帯びた役者への夢。日々、作品を見漁っては研究を重ね、演技のイメージも膨らませている。
「フランス映画がすごく好きで、演出とか色の使い方とか、劇中歌にも注目しちゃいます。『わたしはロランス』と『RAW~少女のめざめ~』が好きですね。最近、観た中では『燃ゆる女の肖像』がやばかったです。ネタバレになるのであまりお話しできないですけど、大事なシーンの音の使い方がすごくて刺激になりました」
さらにとことん深掘りする性格は演技以外でも。公式プロフィールの趣味の欄にあった「プロレス鑑賞」と「滝行」について聞くと熱く解説してくれた。
「4年くらい前から新日本プロレスを観るようになって。勝ち負けを超えたところにある魅力を感じました。内藤哲也さんと高橋ヒロムさんが好きです。そこからメキシコの選手も好きになって。トペ・コンヒーロとか、キレイに飛ぶ技を観て感動しました。滝行は悩みがある時に行きます。まず最初にお経を唱えて、その後がお百度参り。自分以外の誰かの幸せを一つずつ考えてお参りするんですけど、身の回りの人のことを自然と考えられるようになります。で、自分の願いはその後の滝行で。山登りは過酷だし、水は冷たいし、痛いし、早く出たいと思うんですけど、すごく強くなれます」
好奇心と向上心に満ちた新人俳優。最後に目指したい役者像について聞いてみた。
「めっちゃ悪い役をやって、観た人から嫌われるくらいの演技をしたいです。普段の生活で出会わないような人格になれるのもおもしろいですよね。あと明るいように見えてすごく繊細とか、いろんな幅を出せる役者になりたいです」
(文/小川でやんす)
(写真/IKKI FUKUDA)
(ヘア&メイク/遠田ひとみ)
(スタイリング/山田梨乃)
(衣装提供/クリエイトクレイル(問)info@createclair.com)
朝日ななみ(あさひ・ななみ)
1999年1月22日生まれの22歳。新潟県出身。高校3年の時に家族で上京。3月26日から配信中の「取り立て屋ハニーズ」(ひかりTV/dTVチャンネル)の第5話と第6話に出演するなど俳優として活動の幅を広げている。趣味はフランス映画とプロレス鑑賞、滝行。