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【premium限定連載】芸能ジャーナリスト・二田一比古の「週刊誌の世界」

King&Prince活躍の陰で、退所者続出! ジャニーズ事務所の世知辛い内情

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 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が(87)プロデュースする「ジャニーズ King&Prince アイランド」が12月6日、日比谷「帝国劇場」で開幕した。来年1月23日までのロング公演はすでにチケットは完売という人気。

「本来、映画や舞台が始まるとき、スポーツ紙を使って宣伝するのが通例だが、開幕翌日のスポーツ紙全紙に大きく載ったのはすでに完売しているという記事。宣伝というより、ジャニーズ人気の凄さを世間にアピールする意味合いが強い」(スポーツ紙記者)

 さらに今回は別な意図もあったという。

「前日発売の“週刊文春”にジャニーズJr.のメンバー7人が事務所を同時に退所したという報道。ジャニーズ事務所でも前例のない事件です。一応、事務所は7人の退所をファンクラブ会員サイトで発表していますが、新聞報道は一切なし。会員向けの発表なら帝劇の公演も“チケット完売“をお知らせするほうが親切。要は退所の話を公演人気で打ち消したと言われています」(前出)

 元SMAP3人の退所以後、未成年女子に対するわいせつ行為で辞めた山口達也は当然としても、“関ジャニ∞”の渋谷すばる。“タッキ―&翼”の今井翼と相次いで退所者が出ているなか、同じグループの7人が一斉に退所。

 ニュース価値としてはこちらのほうが大きいが、そこは、マスコミ操縦に長けたジャニーズ。最近も熱愛発覚を巡り「あれっ?」という話があった。“Hey!Say!JUMP“の有岡大貴が女優の松岡茉優との熱愛を一部スポーツ紙のスクープとして大きく取り上げられた。関係者の話として2年前から交際しているという話だけで、具体的な交際の様子などはなし。不思議なことに交際話よりも2人の履歴や活動状況を詳細に記事にしている。なんとも奇妙な熱愛発覚記事。

 種明かしはいつもの通り単純明快。後日発売の「女性セブン」が2人は同じマンションに住み時間差で帰宅する様子を伝えている。半同棲のような生活をしているのが交際の事実。芸能デスクが解説する。

「よくあるガス抜き。女性誌の報道を和らげるために爽やかな交際を印象づける。今どきそんなやり方がまかり通っている。それに応じるスポーツ紙があるのも問題ですが(笑)。
セブンの報道後はセブンの話が事実として流れています。ネットが発達した時代に、週刊誌の発売前にスポーツ紙でガス抜きするやり方がもう通用する時代ではないと思う」

 ジャニーズの熱愛報道は尽きない時代。恋愛程度で神経質になるより、むしろ退所者が続出する現状の方が問題だ。現在、ジャニーズにはデビューを待ちレッスンに明け暮れるジュニアが300人近くいるという。このなかから、デビューを果たし、スターアイドルになるのは限られている。大変な競争率だが、本人よりも10代からレッスンに通わせている熱心な親御さんたちの心配も募るばかり。

「待っていてデビューできればいいが、今のジュニアの人数からすれば、デビューの可能性はかなり低い。大半は10代の子たち。辞めるなら早めに決断して学校なり別な道に進むほうが賢明。事務所もタダでレッスンさせているので、責任はないし、辞める者を止めることはできない。結果、早々に事務所を辞める者が続出しているのではないかと思います」(芸能関係者)

 来年からはジャニー社長に代わり、タレント活動を引退してプロデュース業に専念する滝沢秀明の存在も少なからず影響してくるとの見方もされている。

「レッスン料無料は大手プロならどこもやっていることですが、役者や歌手、芸人は個人の力量次第。年齢を重ねてもデビューできる可能性があるが、アイドルを目指すジャニーズでは、年齢的なことも気になる。デビューしたときには20歳を超えていたのでは、その分アイドルとしての寿命も短かくなる」(音楽関係者)

 現状でもデビューに漕ぎつけるまでかなりの難関なのに、滝沢がプロデュースすることでデビューはさらに狭き門になる可能性も出てきている。芸能関係者が話す。

「来年からジャニー氏の姪でメリー喜多川副社長の娘・藤島ジュリー景子氏が社長として事務所を仕切る。彼女は、すでに百人以上いる現役のグループのマネージメントで手一杯の状態。これ以上、ジュニアからデビューさせる状態ではない。滝沢が推すジュニアを景子氏が受け入れるかどうか、その辺りも来年からの問題点になるのでは」

 帝劇という大舞台で華やかにデビューを飾るアイドルもいれば、その陰で静かに退所していくアイドルもいる。今後はジュニアの格差対策も必要になってくるだろう。

(敬称略)

二田一比古
1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

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