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【premium限定連載】芸能ジャーナリスト・二田一比古の「週刊誌の世界」

過去には暴力沙汰も!? 沢田研二の信念と、妻を愛し続ける一途な思い

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1810_sawada.jpg『ロイヤル・ストレート・フラッシュ』(ユニバーサルJ)

 沢田研二(70)はマスコミ嫌いで知られている。人気絶頂期も私生活は徹底的にガードしていた。仕事帰りにあとを付ける車があれば、「路地に入るや否や急停止する。あわてて車を止めると降りてきて抗議することもあった」(カメラマン)という。気が強くケンカ早いことでも有名で、過去には新幹線車内で男性客に「ジュリーじゃないか」とからかわれ激怒し、男に暴行する事件も起こした。

「アイドルだから、スターだから我慢するということをしない。理不尽な事にはちゃんと声をあげる気の強い男。新幹線の事件もジュリーならやること。たまたまアイドル的なスターになってしまっただけで、根は硬派。高校時代『番長』だったという話もあるほどですから、ケンカは強かったと思います」(元芸能関係者)

 男気ある気の強い男もステージに立てば、中性的で妖艶な魅力をはなちファンを魅了する。あくまでも“ジュリー”を演じていただけに過ぎない。仕事では軟派を演じても私生活では硬派。女性とのスキャンダルも意外と少ない。グループサウンズ時代、“ザ・テンプターズ”のボーカルだったショーケンこと萩原健一(68)とザ・タイガースのジュリーは人気を競っていた。ショーケンは芸能界でも屈指のプレイボーイとして次から次へと美女と浮名を流し、何度も結婚・離婚を繰り返したが、ジュリーにはそういった話題がほとんどなく、むしろ、好きな人に一筋。

 最初の結婚相手は同じ事務所の先輩で双子のデュオとして人気を博していたザ・ピーナッツの姉・伊藤エミさんだった(故人)。

「恋愛も御法度の時代にいきなり結婚でしたから、驚きました。それも年上。沢田が寝る暇もない忙しい時期。女性に求めたのは“癒し”と言われました。最初はエミさんに口説かれたという話でしたが、結婚発表時は沢田がメロメロでした。沢田は妻には家庭に入ってもらいたいタイプでしたが、それをエミさんは受け入れ、家庭に入って男の子も出産。幸せな結婚生活を送っていました」(元女性誌編集者)

 父親になっても沢田の人気は衰えることはなかった。ソロ歌手として活躍するだけでなく、その美貌からドラマ・映画にも進出。映画「魔界転生」で天草四郎を演じた時には、「美しすぎる!」と絶賛された。あまり女性が入らない東映の映画館が女性客で溢れたという逸話が残っている。映画進出は沢田に思わぬ出会いをもたらす。現在の妻である女優の田中裕子(63)との出会いである。2人は「男はつらいよ」の共演をきっかけに交際に発展。不倫関係になったと言われている。

「芸能界にも沢田のファンという女性は多く、田中もその1人でした。エミさんとは違い控え目な田中と、沢田が恋仲になるのは自然だった。沢田はケジメとして慰謝料18億円を払い離婚。その後、田中と出雲大社で結婚式をあげた。和装の地味な結婚式でしたが、マスコミにも公開した。田中が結婚後に女優業を控えるようになったのは、沢田の意向と言われています。今は5億円ともいわれる横浜の豪邸で主婦業が中心の生活。沢田も田中と結婚後はほとんど遊び歩くこともなくなり、仕事場と家庭の往復だけ。今も近所の居酒屋へ一緒に飲みに行くなど仲睦まじい夫婦。沢田もそんな田中に感謝するように、仕事のことも常に田中に相談。彼女が沢田の一番の理解者と言われています。結婚後、ジュリーの面影を捨てたかのように年相応にお腹が出ても気にしなくなったのも、妻の田中が“それでかまわない。自分の好きなようにすれば”という助言があったからじゃないかとも言われています」(ワイドショー・デスク)

 仕事でも昔の歌を歌わないなど頑なに意志を貫くように、女性も好きな人一筋。浮気の話も聞くことはない沢田。家では模範亭主。まるでサラリーマン歌手のようでもある。

「沢田は女性ファンに媚びることなく、“今の俺の歌を聴きたいやつだけ来い”という姿勢を貫き通している歌手。それでも歌手として自信があるからやってこれた。その自信が今回のドタキャンに繋がっている」(レコード会社スタッフ)

 郷ひろみや田原俊彦の元アイドル歌手とはまさに対照的。2人が今も昔のヒット曲を歌い体型も維持しているのは、往年の女性ファンのニーズに合わせてのこと。合わせないとファンが離れていくことがわかっているからだ。それがアイドルの宿命。しかし、沢田は違う。

「アイドルと思うのはファンが決めたことで、本人にアイドルの自覚はない。常に歌で勝負したいと考えている。それで客が来なくなれば、引退も視野に入れていると思います」(音楽関係者)

「お客様は神様です」の言葉は亡くなった歌手・三波春夫の名言だが、沢田研二には無用な言葉かもしれない。

(敬称略)

二田一比古
1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

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