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佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」 第81回

読みたい時に読みたいものを ジャストインタイムはメディアにも導入される

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進化の歩みを止めないIT業界。日々新しい情報が世間を賑わしてはいても、そのニュースの裏にある真の状況まで見通すのは、なかなか難しいものである――。業界を知り尽くしたジャーナリストの目から、最先端IT事情を深読み・裏読み! 

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バズフィードが買収したHyper IQ。ニュースと動画に特化したアプリ開発に向けて本腰が入ることになりそうだ。

 前々回の本連載では、ものづくりの形態が変化しつつある、という話を取り上げた。その際に肝となったのが、「ジャストインタイム」で消費者のニーズに応える新しいやり方だ。そしてその手法は、メディア業界でも重要視されるようになってきた。その仔細を追ってみよう。

 コンテンツに対する考え方が、大きく変わりつつある。いま人々がコンテンツに求めているのは、「自分にダイレクトに価値があるかどうか」だ。しかもそれがリアルタイムに今すぐ届けられなければならない。これはいってみれば、「情報のジャストインタイム方式」みたいなものである。

 例えば、こういうことだ。結婚式を来週に控えて不安に感じている女性がいたとする。その彼女に「結婚式直前、これからの生活を不安に感じているあなたが読むべき10か条」というリスト記事をどう送り届けるか?検索エンジンからの流入もあるだろうし、結婚情報誌との連携もあるかもしれない。ひょっとしたらネットではなく、紙のフリーペーパーのほうが届きやすいのかもしれない。もはや媒体が何であるかとか、それが記事か広告かタイアップかなどはどうでもよくて、人々のニーズにマッチするかどうかだけが大切なのである。

 本連載でも前に取り上げたが、製造業の世界で、ドイツ政府の「インダストリー4・0」というプロジェクトが注目を集めている。このプロジェクトの核となるのは、ダイナミックセル生産という方式だ。

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