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【女子アナはつらいよ1】テレビ局で押される“女子アナ失格”の烙印 その理由と悲惨なその後

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『あなたもアナウンサーになれる! -テレビ局アナウンス採用のすべて』鎌田正明(講談社)

2014年に入り、各局では早くも今年4月に入社する新人女子アナの情報が飛び交う。一方で、契約アナは「3月末で仕事が無くなるので、この時期がいちばん必死で転職活動したり、自局のお偉いさんにあらゆる手段で詰め寄って、契約延長を勝ち取ろうとし烈な争いを繰り広げている」(テレビ局関係者)という。今回は、そんな彼女たちの切実な「嘆き」をいくつかお届けしよう。

 今年で28歳になる中堅局の女子アナ・A子は今、悩みに悩んでいる。「実は今年の春からとあるテレビ局の契約アナの内定を頂いたのですが、実はアナウンス業務以外にもやることが多いことが発覚。本気で辞退しようか悩んでいる」という。

「簡単に言うと、ラジオ部門が無いテレ朝系の局では、基本的に“記者&ディレクター業務”が必須になります。確かに、新卒の時だと『夢の女子アナ生活をかなえるためには仕方がない!』と思って頑張れるのですが、特に報道や映像制作に興味がない私にとっては、苦痛でしかなかった。今の局では、アナウンス業務に専念できているので良かったけど、移る先ではその業務が課せられる。意外に、これらの仕事を敬遠して泣く泣くフリーに転身する子もいますからね」

 年齢で足元を見られるパターンもある。「基本的に、募集要項で契約アナって書いていれば(期間は)3年です。大きな局だと5年というのもありますが、それは稀です。しかも、28歳からの転職だと『どうせ数年で寿退社するでしょ?』と思われて、最初から『単年契約になるけどいい?』と言われる。毎年、そわそわしながら生活せざるを得ないのは、精神的にもよくないですよね」

 続いては29歳の女子アナ・B子の話。こちらは、正社員で就職できて、一見何の問題もないように思われるのだが……。

「この前、上司に呼ばれて何の話があるのかと思えば、異動の打診でした。正直、ショックです…」と肩を落としたB子。聞けば「自社制作枠の減少に伴い、アナウンス部に余剰人員が発生している」と人事が判断したといい、「誰でもいいから、数名を異動させないといけなくなった」という。

「近年、この形でのアナウンサーの異動がとても増えています。ポイントは、内定をもらって書類に調印する時に、どのような形の雇用内容だったかということ。以前は、アナウンス職としての採用が主流でしたが、万一使い物にならなくなった時の処遇がめんどくさい。そこで、局サイドは採用試験は別でも、最終的には女子アナも“総合職”として雇うようになった。それでも『女子アナは(異動対象にならない)聖域がある』という認識が強かったのですが、ここ数年でそれが完全に崩壊した。逆のパターンもあって、『会社の身の丈を知ってから、女子アナになってもらう』という趣旨で、入社後数年間は営業に配属してから、女子アナとして仕事をやらせるケースも出てきているほどですよ」

 とはいえ、女子アナにとって「他部署への異動」は「いくら会社員とはいえ、それは『女子アナ失格』の烙印を押されたようなモノ。少し前に、フジテレビの宮瀬アナが広報に異動になった途端、寿退社&有給消化で広報部でまったく仕事をせず、他の部員が相当迷惑を被ったということがありましたが、これはまさに典型的な例だといえます」(在京テレビ局関係者)

 ただ、昨今の不況もあってか「女子アナの安定志向は、年々強まっている」(B子)といい、しぶしぶ異動を受け入れる者も少なくないという。(【2】へ続く)


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