サイゾーpremium  > インタビュー  > 【森山高至】──「新国立競技場」にNOを突きつける建築界の異端児
インタビュー
「新国立競技場」は安藤忠雄の虚栄心の賜物!?

【森山高至】「新国立競技場」にNOを突きつける建築界の異端児

+お気に入りに追加

――東京五輪開催に向けて、次々と競技施設の建設が計画されているが、それらに対して疑問の声が一部から上がっている。話題となっている「新国立競技場」の裏にも意外な思惑があった──?

1403_moriyama_01.jpg
(写真/若原瑞昌 D-CORD)

「新しい時代の希望の灯台になるような競技場を作りたい」

 2020年開催の東京五輪に向けて建て直される「新国立競技場」のデザイン募集に当たり、審査委員長を務める建築家・安藤忠雄はそう息巻いていた。そして12年に行われたコンペの結果、選出されたのはイラク出身の女性建築家ザハ・ハディドだった。だが、この新築に対しては費用面などで、一部から疑問の声が上がっている。建築家の森山高至もそのひとりだ。建築エコノミストとして日本の建築とそれを取り巻く経済環境を考察している彼は、自身のブログで、この新築がいかに問題であるかについて積極的に発言している。

 森山氏は、同ブログにて『新国立競技場の建設コンペをめぐる議論について』というエントリで15回にわたって疑問符を投げている。

「まず、ザハという建築家は、肩書きを見れば、世界最高峰の建築賞・プリツカー賞を受賞しており、建築家としての知名度や“実績”は世界レベル。ですが、かつてザハは建築物として成立しがたい構造ばかりを作ることで有名でした。しかも、一度デザインしたら、自分の意志を絶対に曲げないピュアな芸術家。20年近く前の話ですが、彼女の奇抜すぎるデザインプランを元に、施工業者が現実に建つように設計変更しようとすると、彼女は現実と芸術の狭間で揺れて、涙ながらに変更を拒否するような人です。現在ではザハも年齢を重ね、だいぶ丸くなったようですが、新国立競技場を実現させるために、今後、多くの業者やスタッフが、彼女のこだわりに振り回されることは想像に難くないでしょう」

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2021年10・11月号

伊織いお「パワフル&セクシー」

 伊織いお「パワフル&セクシー」
    • 【伊織いお】ボディメイクで鍛えた体!

(秘)読書案内

(秘)読書案内
    • 【YouTuber本】ヒット戦術
    • 【RYKEY DADDY DIRTY】ムショ読書
    • 【イスラム】を理解するための本
    • 尖端的すぎる【写真集】
    • 【フェティシズム】写真集の華麗なる変遷
    • 【スピリチュアル出版社】イチオシの本
    • 【エロ本】衰退史
    • エロ本業界の【歴史】がわかる参考文献
    • 【現代のエロマンガ家】の4冊
    • 【ヒップホップ文化】を学ぶ本
    • 17歳の【新鋭ラッパー】に聞く
    • 今流行りの【中国ミステリ】の世界
    • 占領下生まれのイビツなニッポン【図書館】

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】高崎かなみ
    • 【高槻実穂】グラビア
    • 【藤木由貴】グラビア
    • 【グレイテストラウンドガール】プールパーティ
    • 【後藤直義】GHOST IN THE TECH
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【稲田豊史】オトメゴコロ乱読修行
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【クロサカタツヤ】ネオ・ビジネス・マイニング
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【田澤健一郎】体育会系LGBTQ
    • 【澤田晃宏】外国人まかせ
    • 【大石始】マツリ・フューチャリズム
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【DJ DARUMA(PKCZ(R))& JOMMY】BLACK PAGE
    • 【友清哲】ビールの怪人
    • 【西国分寺哀】大丈夫?マイ・フレンド
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【更科修一郎】批評なんてやめときな?
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報