サイゾーpremium  > ニュース  > 芸能  > 【加藤あい】“尻モミ”写真と芸能人のプライベート変装術
ニュース
【premium限定連載】芸能評論家・二田一比古の芸能ゴシップ今昔物語

加藤あい、結婚間近か!? “お尻モミモミ”写真と芸能人のプライベート変装術

+お気に入りに追加

――数々の芸能スクープをモノにしてきた芸能評論家・二田一比古が、芸能ゴシップの“今昔物語”を語り尽くす!

『二十歳―加藤あい写真集』(ワニブックス)

 前田敦子と尾上松也の報道が続いた中、ほとんど話題にもならなかったのが、「フラッシュ」(10月15日号)に掲載された、女優・加藤あいの"尻モミ"デート写真だ。相手は一般男性と思われるが、かつての加藤だったらスポーツ紙なども後追いしただろう。しかし、ほとんど皆無。スキャンダルを通じても芸能界の世代交代の早さを痛感する。

 デート現場は滑稽だった。夜の渋谷をラフなファッションでデートを楽しむカップル、渋谷の街ならよく目にする光景である。手をつないだり腕を組んだりがオーソドックスなのだが、彼の手は加藤のお尻をジーンズの上から撫でながら歩いている。2人の親密さがよくわかる。間違いなく恋人同士でしかできない行為だが、「女優である意識を忘れているから、見られている意識がない」と老舗の芸能プロ社長はこう話す。

「芸能人もオンとオフの時間は必要。オフタイムは女優ではなく、本名に戻って過ごしたい気持ちから解放的になる。だが、外に出れば見かけた一般人にとっては女優でしかない。見る人に”オフだから”は関係ない。握手を求められたり、写真を撮ったりする。”今はプライベートだから”と言っても通じない。それをわかってオフを過ごすしかない。芸能人として売れ売れば売れるほど感じる芸能人のリスクともいえる」(同)

 ゆえに帽子、メガネ、マスクの変装の三点セットは芸能人に欠かせないものになっているが、あまり厳重にすると逆に「怪しい」と目立つことになる。メガネや帽子で隠す程度が無難といえるが、中でもメガネは効果的。人を見分けるポイントは目にある。犯罪などで顔写真に目線を入れるのは、目を隠すことによって本人とわからなくするためだという。

 タモリや宇崎竜童、井上陽水はサングラスをかけてテレビに出ていた(目が細いなどコンプレックスから隠すという説もある)。目を隠すことはマスコミの”目”もごまかせる。以前筆者は、宇崎を直撃することがあった。渋谷公会堂の楽屋から出てくる宇崎を直撃するはずだったが、見事に交わされた苦い経験がある。サングラスがトレードマークだった宇崎だが、普段彼はサングラスを外していたのだ。目の前を通り過ぎたのにまったくわからなかった。それほどに目を隠すと本人だとわかりにくくなる効果がある。

 そんな変装は面倒と、人がいっぱいいるような場所には仕事以外ではいかない女優もいる。朝丘雪路がいまだに電車の切符の買い方も乗り方も知らないというのも、女優の私生活を象徴している話だろうと思うが、反面、普段は自由に行動したいのが本音でもある。ある女優さんに変装について聞いたことがある。

「テレビとはイメージと違う服装とスッピンに近いメークだと変装しなくても目立たない。それと行く街に合わせること。渋谷だったら渋谷によくいそうなカジュアルファッションとかして工夫する」

 著者も以前、銀座の映画館で岩下志麻さんと遭遇した。付き人らしき女性と一般席で鑑賞していたが、周囲はほとんど岩下さんに気づかない。銀座の街によくいるセレブ風の年配女性にしか見えなかったのだろう。著者は仕事柄なのか気づくことができたが、何度も顔を確認するほどだった。それに比べて、帽子のみの加藤は女優意識がいささか欠如していたのだろう。

 加藤はモデルから女優に転身。『海猿』(フジ)など数多くのドラマに出演。若手美人女優の代表格だった。伊藤英明やサッカーの中田浩二選手との交際が噂になり、当時はメディアも大騒ぎしていた。そんな恋の話も途絶えたまま、久々の話題が尻モミデート。レギュラー番組を抱えた旬な女優なら、たとえ相手が一般人でもデートのときは、細心の注意を払っていたはずだ。現在、加藤はテレビではあまり見かけなくなったが、そこに油断が生じたのだろう。昔は芸能マスコミに追いかけられてうんざりしていた元男性アイドルがこんな話をしていたことが思い出される。

「昔はマスコミの目を気にして常に個室のある店に行っていたし、移動も車しか使わなかった。今は堂々と女と歩いていても逆に誰も気づいてくれないほど忘れられている。それも寂しいものだよ。スキャンダルが騒がれてこそ売れている芸能人の証明みたいなものだからね」

 山本モナ(現・中西)と細野 剛議員との"路チュー写真"が写真誌に掲載されて大きな話題になったことがあった。男女の仲を決定づけるスクープ写真だが、ある意味、"お尻モミモミ"の写真よりも"路チュー写真"のほうがいくらかマシだろう(苦笑)。

「こんなことをするコだったんだ」と読者に印象づけ、女優としての価値を下げてしまった加藤だが、「恋愛と結婚を別々に考えたことはない」と女性誌で告白しており、デート相手と近々ゴールインする話も出ているそうだ。

ふただ・かずひこ
芸能ジャーナリスト。テレビなどでコメンテーターとして活躍するかたわら、安室奈美恵の母親が娘・奈美恵の生い立ちを綴った「約束」(扶桑社刊)、赤塚不二夫氏の単行本の出版プロデュースなども手がける。青山学院大学法学部卒業後、男性週刊誌を経て、女性誌「微笑」(祥伝社/廃刊)、写真誌「Emma」(文藝春秋/廃刊)の専属スタッフを経て、フリーとして独立。週刊誌やスポーツ新聞などで幅広く活躍する。現在は『おはようコールABC』(朝日放送)、『今日感テレビ』(RKB毎日放送)などにコメンテーターとして出演。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年5月号

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ