サイゾーpremium  > インタビュー  > 【下山】──先輩上等の下克上バンドがサイゾーに殴りこみ!
インタビュー
“サイコ・デリシャス・ハードポア”バンドがサイゾーに殴り込み!!

【下山】「坂本●一は売名行為」大物先輩にも上等かます下山は本気で狂ってる?

+お気に入りに追加

──10年代再注目のバンド下山。写真を撮ろうとするとゴミの前で髪を振り乱して躍り狂う彼らの行動に、編集部もすっかり翻弄された!?

1303_gezan1.jpg
(写真/オノツトム A/M)

『鳩山●紀夫の実孫候補で、2018年に非国民栄誉賞を受賞。その尿はカスピ海に溶けていく夕焼けより赤いといわれている』

 公式プロフィールで自らをかように紹介するのは、4人組バンド「下山」のボーカル、マヒトゥ・ザ・ピーポー(以下、マヒトゥ)だ。

「なんだ?」と思って、公式プロフを見ると、ギターのイーグル・タカは「二十歳になるまで靴をはいたコトがなく」、ベースのカルロス・尾崎・サンタナの「奏でる低音は妊婦の胎教に好影響」、ドラムのシャーク・安江は「鮫の親子に育てられ、18歳で全身整形」と、プロフィールという概念を舐めきった言葉が並ぶ。

“サイコ・デリシャス・ハードポア”なるスタイルを標榜し、サイケ、ノイズ、ジャンク、ロックなどを内包した轟音ライブで地元・関西を中心にコアな支持を集めてきた下山。アルバムリリースやフジロックフェスティバル出演など怒涛の日々を乗り越え、活動してきた大阪から上京した。

 冒頭で紹介した全力で狂ったプロフィールに加え、ライブのフライヤーにも「オシッコのんでよ石原さん」「感性の全裸きぼう」など過激な文面が並ぶ。楽曲のミックスからアルバムのアートワークまで自分たちで行う“正しいロッカー”らしいDIY精神もさることながら、彼らの魅力はその道のレジェンドと呼ばれるバンドにさえ物おじしない、反骨的な姿勢にこそある。ノータリンズ(遠藤ミチロウ参加)、非常階段とのスリーマンライブにはタイトルに『世代交代2012~臓物の大三角形』と下克上を叩きつける。今回のインタビュー中にも「坂本●一は売名行為の王様。鼻をへし折ってやりたい」と数々のミュージシャンの名前を挙げバッサリ。

 ただ、若さに任せたビッグマウスで、評価を幻惑させているわけではないようだ。

「『関西出身』ってひとくくりにされるのが嫌だった。いま、一番の不満は“過小評価”されていること」(マヒトゥ)

 オシリペンペンズなど、新世代バンドがひしめく大阪で、一定の地位を得た彼らだが、現状にはまったく満足していない様子。「下山=日本なんで、関東とか関西とか関係ないです」と言い切る。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2020年3月号

バンクシー&現代(危)アート

バンクシー&現代(危)アート
    • 【バンクシー】の矛先と日本
    • バンクシーと【パルコ】の関係
    • 社会を斬る【次世代アーティスト】
    • 【石川真澄×くっきー!】異端美術対談
    • レン・ハン自殺後の【中国写真】
    • 【舐達麻】が吐くラップとタトゥー
    • 【刀剣乱舞】狂騒曲
    • 芸術なのか?【AIアート】の真贋
    • AI推進国【韓国】のAIアート
    • 【高山明×中島岳史】「不自由展」圧力と希望
    • あいトリをめぐる【政治家たち】
    • 【書肆ゲンシシャ】が選ぶ(奇)写真集
    • 【天皇肖像】の含意とアート群
    • 【美術展ビジネス】に群がる既得権益
    • 現代アートの今がわかる書籍群

池田ショコラ、甘くて苦いオトナグラビア

池田ショコラ、甘くて苦いオトナグラビア
    • 【池田ショコラ】大人に脱皮

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【河合優実】「森永 in ゼリー」CMで話題の若手女優
    • 【ACE COOL】「本当の己」と「ラッパーである己」を見極める
    • 【BALLISTIK BOYZ】EXILE TRIBEの末っ子、世界への跳躍

連載

    • 表紙/都丸紗也華「このへんで跳ねたいんです」
    • 【ぴーぴる】天真爛漫娘の現代っ子放談
    • 必ず最後に【杏】は勝つ
    • 【ベビーテック】の伝道師が語る普及の道
    • 【萱野稔人】"殴り合い"はなぜ人間的なのか
    • 【イズム】が蘇る2020年の音頭
    • 米発【ミートテック】が狙う中国人の胃袋
    • 【丸屋九兵衛】アンバーを語る
    • 【町山智浩】「スキャンダル」TV局トップのセクハラを暴け!
    • 世界の左派が掲げる【反緊縮経済政策】
    • 小原真史の「写真時評」
    • 笹 公人「念力事報」/令和のマスク騒動
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/「So kakkoii 宇宙」小沢健二の鎮魂歌
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 震災をきっかけに浸透した「んだ」のビール
    • 更科修一郎/幽霊、雑誌もまた老いて死んでいく。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』