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第1特集
2010年話題の賢人がセレクトするタブー破りの本300冊【3】

カンヌ国際映画祭グランプリ・河瀨直美が選出 女性のセックス観がわかる1冊

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──批評家による禁断のアーティスト本、大宅賞作家が選んだ禁忌な一冊、さらには、ネット発のカリスマバンドメンバーから人気グラビアアイドルまで、今年の賢人たちが選んだヤバい本を一気にレビュー!

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河瀨直美(かわせ・なおみ)
69年、奈良県生まれ。97年、初の劇場公開作『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞。また07年には、『殯の森』で同グランプリを受賞。2010年11月には、比類なき女たちの美しさを描いたドキュメンタリー作品『玄牝―げんぴん―』が公開された。

■カンヌ受賞の女流監督がすすめる女性に優しいセックス指南書

 本は海外ロケに出かけるときや、半身浴をするときに読んでいます。好きなジャンルはミステリー小説やポエム。こだわりはないのですが、恋愛小説や泣ける作品は、あまり興味が湧きません(笑)。

 今回、私がヤバいとオススメする『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』【7】は、新幹線で東京へ向かうとき、たまたま駅の書店で見つけ、著者が女医さんというところに興味を持ち、手に取りました。こういったたぐいのセックス・ハウツー本はこれまでに読んだことはなかったのですが、女性視点で書かれている男性へ向けた指南書というところが新しいかなって思いましたね。

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