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アートを使って男性世界に殴りこみをかける!

【スプツニ子!】──ポップな歌と鋭いデバイスで、社会をブッた斬るサイバーガール

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 ニコ動でライブ映像を見たのは2年くらい前だっただろうか。「チンコ!」と叫ぶ一風変わった美人がいた。彼女の名はスプツニ子!(愛称スプ子)。両親共に数学者。英国の大学では数学を修め、その後ロイヤル・カレッジ・オブ・アート在学中にライブ活動を始めた。

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《寿司ボーグ☆ユカリ》 2010 Photo:RaiRoyal  映像/写真/デバイス

「アートの制作を本格的に始めたのは美大に入ってから。『チンコのうた』は人生で2回目のライブで歌った曲なのに変に人気が出ちゃって(笑)」(スプツニ子!)

 東京都現代美術館で開催中の「トランスフォーメーション」展に出品するのは、大学の卒業制作で手掛けた3作品。その中のひとつ、「寿司ボーグ☆ユカリ」は、写真、映像、デバイスからなるインスタレーション作品だ。サラリーマンを癒す女性型接客サイボーグのユカリは、知能が発達するにつれ単なるお飾り人形的な役割に不満を覚え、自らの身体を兵器に改造する……。

 研究者たちがこぞって開発する美少女サイボーグの存在を笑い飛ばすかのように、スプ子演じるユカリはバッサバッサと近寄る男を斬る。三池崇史の映画好きというスプ子の牙は容赦ない。作品は、ストーリーを見せる映像と、写真、そして、写真内でユカリが装着している、ナイフが飛び出す回転寿司(デバイス)からなる。

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