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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第3回──MOVIE編【3】

ヤマカンの『私の優しくない先輩』に見るハイブリッドな身体性

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2010年9月号 MOVIEクロスレビュー

■『かもめ食堂』『めがね』の次は?

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『トイレット』
監督・脚本/荻上直子
出演/もたいまさこ、タチアナ・マズラニーほか
配給/ショウゲート、スールキートス 公開/8月28日


引きこもりでピアニストのモーリー(長兄)、ロボットオタクのレイ(次兄)、勝ち気な女子大生リサ(末妹)の家に、母親の死をきっかけとして祖母"ばーちゃん"が住むようになる。言葉が通じない彼女との交流を通じて、ほどけていた家族のつながりが戻りだす。『かもめ食堂』『めがね』の監督が、全編北米撮影に挑戦した意欲作。

【ライター・松谷評】
★★★★★★★★☆☆
安定しているが物足りなくもある
『かもめ食堂』同様、異文化コミュニケーションをテーマとしているが、それと視点を逆にすることで差異化している。概ねそれは成功しており、荻上の演出と脚本もこれまで同様に非常に安定している。三兄妹それぞれの悩みの描き込みをはじめ、ピアノ、詩の朗読、ギョーザ、トイレといった要素の挟み込みもバランスがいい。ただ、荻上文脈としての三番煎じの感はどうしても否めず、『バーバー吉野』という引き出しを知っている者には物足りなく感じてしまう。

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