サイゾーpremium  > 限定  > プレイバック06'W杯!──アディダス、...

──W杯のもうひとつの戦い。それはスポーツメーカー間の熾烈な契約争いだ。彼らがもっとも喜ぶ瞬間は、試合中に、契約選手がシューズの紐を(わざと)結び直す瞬間だとか。出場選手のシューズ契約、出場チームのユニフォーム契約数にみるスポンサー別選手&チーム分析。

アディダス(独)
契約国=6カ国
ドイツ/フランス/スペイン/トリニダード・トバゴ/アルゼンチン/日本

 1948年、ドイツ人靴職人アドルフ・ダスラーによって創業された、老舗中の老舗。80年代前半までトップブランドとしてスポーツ界に君臨したが、ダスラー一族による旧来型の経営手法やアメリカ市場での失敗により、93年に身売り。しかしその後、業績は徐々に回復し、05年には英リーボックと合併、現在業界売上高首位のナイキに肉薄している。また、レアル・マドリードをはじめ、多くの有力クラブや著名選手と契約を結ぶなど、サッカー界におけるシェアは僅差ながらトップ。また、長年FIFAのオフィシャルパートナーを務めているため、各国サッカー協会とのつながりも強い。W杯ドイツ大会でも、最も多くの選手にスパイクを提供するメーカーとなっている。

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[契約選手]
デイヴィッド・ベッカム(英)、 オリバー・カーン(独)、ジネディーヌ・ジダン(仏)、 アレッサンドロ・デル・ピエロ(伊)
今年4月に発表されたサッカー界収入ランキングで、過去3年首位だったベッカムが2位に転落(総収入約25億円、前年比24%減)。ベッカムを抜いたのが最大のライバル・ナイキと契約するロナウジーニョだけに、アディダスも頭の痛いところだろう。併せて、引退間近のジダン、カーンらに代わる人材獲得も急務だ。


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