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自作自演はいつまで続く?

ヤラセ総会、ジャニーズとの癒着 今年も大荒れフジHD株主総会

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厳しい台所事情のためか、当日参加した株主に配布されたノベルティ・グッズも冷感スカーフとハンドタオル、球体展望室入場券2枚のみと質素なものだった。

 フジ・メディア・ホールディングス(以下、フジHD)の定例株主総会が、今年も6月26日に開かれた。今回は認定放送持株会社のフジHDに移行後、初となる株主総会で、2009年3月期の連結売上高は5633億2000万円と前年同期比2・1%減収。その一方、当期純利益については前年同期比5・0%増の165億6700万円となり、民放各局が軒並み大幅な減益に転じる中、フジHDのみ増益となった。

 だが、この結果について「あくまでもライブドアホールディングス(旧ライブドア、以下、LDH)からの受取和解金310億円を計上したことによる数字であって、それがなければほかの民放各局同様、大幅な減益は免れなかった。また、先日フジHDはLDHの子会社であるカタログ通販セシールを約80億円の巨費を投じて買収していますが、フジHDにメリットがあるのかははなはだ疑問です。一説ではフジHDとLDHの間には、事前に和解金の授受をめぐり、訴訟段階においてセシール買収の裏約束があったのではないか」(フジ関係者)とも囁かれている。

 そのため、今回の株主総会でも多くの株主たちからはフジHDの経営を不安視する声が上がったのだが、注目を集めたのは、本誌のニュースブログ「日刊サイゾー」では既報の通りだが、ある株主による「ジャニーズと癒着するな!!」発言だろう。

「発言したのは、おそらく芸能関係者の株主。質問に対して、当然ながらフジHD側は『優越的な地位を乱用していることはないし、一部の事務所と癒着・優遇していることもない』と否定していましたね」(スポーツ紙記者)

 これ以外にも、「社員の年収の高さ」や「(「朝日新聞」「日本経済新聞」による)テレビ番組欄並び順変更(フジテレビは、かつてのテレビ東京の位置へ移動)への苦情」など、株主からはさまざまな質問が及んだが、会場を凍り付かせたのは、フジHDの「八百長・やらせ総会」を指摘した発言だ。

MEMOフジHD
毎年6月下旬に行われるフジHDの株主総会。08年10月、認定放送持株会社へ移行し、6グループ19社の中核子会社で構成された株式会社フジ・メディア・ホールディングスとして株主総会が行われている。

これまでも、『メディアの支配者』(講談社文庫)を著書に持つジャーナリストの中川一徳氏らによって、「月刊現代」などで再三取り上げられてきた問題だが、「実は、今回の株主総会前に、一部の株主やマスコミ関係者などに対してフジHDの『八百長・やらせ総会』の実態を明らかにする告発文が寄せられていたのです。その内容は、『フジHDでは、毎年株主総会前にリハーサルを行い、100人を超える社員株主を集め、当日の質問を割り振り一般株主を装わせ発言させている。今年は5月上旬から6月下旬にかけて、本社オフィスタワー22階の大会議場などで、見学会を含む計5回行われた』という内容でした。そこで、総会当日、この告発文を入手した一般株主がその真偽を確認したところ、日枝会長以下、壇上にいた幹部たちの顔色が変わりましたね」(前出のフジ関係者)という。

 その質問後、数秒の間を置いて日枝会長に指名されたフジHDの太田英昭専務取締役は、「1997年のフジテレビ上場以来、議場が混乱している。そこで、株主共通の利益を審議できないのは大変問題なので適法の範囲でリハーサルを行っている」と、この事実を認めたという。

「太田専務の言葉通り、リハーサルを行うのは適法の範囲内かもしれません。しかし、会社側が事前に社員株主に質問を割り振り、あたかも一般株主であるかのように発言させるのは明らかな自作自演行為で、一般株主の質問権を阻害しており、会社法違反。今後の動向次第では、総会議決取消訴訟に発展する可能性もあります」(同)

 それにしてもかわいそうなのはヤラセ総会で一般株主役に駆り出されるフジHD社員だろう。どうせ意味のない質問をするのなら、フジテレビ朝の顔である小倉智昭の"ズラ疑惑"を聞くなど、フジらしいシャレっ気を見せてほしいのだが……。
   
(大崎量平)


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