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アングラバイオレンスここに極まる!!

生きざまと腕っぷしを懸けた"不良の甲子園"、日本全国で同時多発!

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格闘家・ジュリーが喧嘩屋・ヒロ三河の首を締め付ける。判定で、ヒロ三河の勝利となった

 昨年3月に前田日明が旗揚げした、「THE OUTSIDER」に端を発して、いま日本全国に不良・喧嘩屋たちが集ったアマチュア格闘大会が乱立し、各地で最高潮のアツさを放っている。05年に始まった老舗の「喧王」(大阪)、出場選手がホスト限定という変わり種の「夜王」(名古屋)、主催者が暴走族出身で"試合"ではなく"死合"と言い切る「武将」(東京・新宿)などなど、数え上げればキリがないほど。

 そんな中でも、とりわけ注目度が高いのが、渋谷杉浦グループが開催している「KRUNCH」(東京・渋谷)。というのも、12月28日に行われた第2回で、なんと"喧嘩屋VSプロ格闘家"なる対立軸を打ち出したのだ。これまで同種のイベントは、あくまでも素人同士の闘い。ついに、その壁すら超えてしまったのである。

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グランドフィナーレの様子。中央左には、本誌連載でもおなじみの高須基仁氏。

「『喧嘩屋は結局、素人。プロが本気でやったら秒殺だよ』という声がプロから聞こえてきましてね。だったら実際に戦って、どっちが強いのかはっきりさせようじゃねえか、という話になったんです」(同グループ代表・杉浦和男氏)

 当日の試合会場である渋谷のクラブ・atomでは、「殺せ!」「骨を折れ!」といった怒号が飛び交い、もはや暴動寸前! 喧嘩屋VS格闘家で計5試合が行われ、喧嘩屋たちの4勝1敗という結果で幕を閉じた。

 メジャー格闘シーンがイマイチな今、"熱い! ヤバい! 間違いない!!"と三拍子揃った闘いが見たい人はアンダーグラウンド格闘技に急げ!
(編集部)

地下格闘技
プロ格闘家ではない、喧嘩屋やストリートファイターといった腕自慢の男たちがリングに上がり勝負をする格闘技イベント。主にクラブ、ライブハウス、ホストクラブといった、その手の若者が集う場所で開催されている。歴史を遡れば、喧嘩マッチというものは古くからあったが、こういったイベントの発火点となったのは、99年公開の映画『ファイト・クラブ』だといわれている。


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