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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第5回

友をひたすら信じたアフガン少年の誓い

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【今月の映画】

『君のためなら千回でも』
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舞台は、まだ平和だった70年代のアフガニスタン。2人の少年、アミールとハッサンは、主従関係を超えた強い絆で結ばれていた。しかし、ある"過ち"をきっかけに、2人の友情は引き裂かれていく......。カーレド・ホッセイニの処女作にして、世界的ベストセラーを、名匠マーク・フォースターが映像化した感動作。

監督/マーク・フォースター 原作/カーレド・ホッセイニ 出演/ハリド・アブダラ、ホマユーン・エルシャディ、ショーン・トーブほか 配給/角川映画、角川エンタテインメント 日本では、2月9日より恵比寿ガーデンシネマ、シネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショー

 映画『君のためなら千回でも』は、サンフランシスコの街並みを対岸に臨む、バークレーの湾岸公園から始まる。筆者の家の近所だ。そこは凧揚げの名所で、週末には日本や中国、タイやインドネシアなど世界各国からの移民たちがそれぞれの伝統的な凧を揚げている。アフガニスタンの凧もある。ここベイエリアには、リトル・カブールと呼ばれるアフガン・タウンがある。アフガンからは、1979年のソ連軍侵攻から現在まで十数万人がアメリカに逃れ、ベイエリアだけで6万人が暮らしている。『君のためなら〜』の原作者カーレド・ホッセイニも、その1人だ。

「幼い頃、カブールでペルシャ語吹き替えのスティーブ・マックイーンの映画を観ていた時は、自分がアメリカに住むなんて夢にも思わなかった。ましてや自分の小説が、ハリウッドで映画化されるなんて」

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