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【プレミア限定──特別掲載第二弾】

JYJコンサートの強行開催の裏で展開された「エイベックス」vs「ザック社」仁義なき戦いの全貌

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「東方神起」から分裂する形で活動をスタートしたジェジュン、ユチョン、ジュンスによる「JYJ」。だが、彼らの日本での活動には、彼らやファンに意志に反して、さまざまなトラブルがつきまとってきた。エイベックスと韓国の事務所との契約問題から端を発した騒動は、2011年、JYJのチャリティコンサートの実施に際して、国や自治体を巻き込み、ついには右翼団体が動くほどの物騒な展開となっていく。その裏では、誰がどんな思惑で動いていたのか。ノンフィクションライターの小野登志郎が、表に出ることがなかった裁判資料と独自取材から、初めてつまびらかにする──。

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JYJの『JYJ Music Essay - Their Room
s(韓国盤)』

 昨年の1年間、日本を代表するレコード会社や芸能プロを抱えるエイベックス・グループ(以下、エイベックス)は、韓国のアーティストグループ「JYJ」をマネジメントするC-JeSエンターテインメント(C-JeS)と、日本におけるJYJの興行を請け負ったザックコーポレーション(ザック社)との間で、熾烈な争いを繰り広げていた。(その争いの前段となる、両者が抱えた「JYJ」をめぐる契約問題は前回の記事を参照してほしい)

 エイベックスは、JYJとの専属契約は自社にあり、無断で行われようとしているJYJのコンサート実施は不法であると主張。コンサート予定会場にも「会場を貸し出さないように」と執拗にプレッシャーをかけた。一方、ザック社はこうした抗議にも屈せず、2度にわたり、コンサートを強行。それゆえ、争いは法廷に持ち込まれた。まずは、この争いの内実を時系列で追ってみよう。

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【プレミア限定──特別掲載】

7億円の契約金、不可解な動きの裏にあったエイベックスの思惑とは? 重大資料から見えてきた「東方神起・JYJ分裂裁判」の深層

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K-POPブームの牽引者である「東方神起」。日本でも人気絶頂だった、この韓国のスターグループの分裂騒動が突如起こったのが、2009年夏。その後、グループに残った2人が東方神起として活動を続ける一方、所属事務所との契約条件などに不満を持ったために離脱した3人は、新ユニット「JYJ」として始動。日本でも両グループが、それまで通り、エイベックスのマネジメントの下、積極的に活動が展開されるはずだったが......現在、JYJサイドとエイベックスは泥沼の裁判劇を繰り広げている。この訴訟の裏側には、両者のどのような思惑が隠されているのか。今回、これまで表に出ることがなかった裁判資料を入手、分裂騒動の深層に迫った。

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DVD『Memories in 2010』(rhythm zon
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 11月末に発表された2011年度の紅白歌合戦の出演者、グループの中に、大方の予想通り、ユンホとチャンミンの「東方神起」の名前を見つけることができたが、5人組だった「東方神起」を脱退したジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人で結成した「JYJ」の名前はなかった。それを当然と見るか、不当と見るか、ファンやアンチの間で、評価は真っ二つに割れている。

 JYJは今年、日本で2回のコンサートを開いたが、いずれもエイベックスからの激しい「妨害」を受けている。ご存じの通り、これには前段があり、JYJサイドは、10年2月にエイベックスと日本での活動について専属契約を結んでいる。この契約が有効であるとするエイベックスからみれば、自社に無断で実施されようとしているコンサートをやめさせるのは「当然の権利」となるのだろう。そして現在、両者はこの専属契約が有効か無効かで、法廷の内外で激しく争っているのだ。

 エイベックスは当初、東方神起の分裂をめぐる騒動については、暖かく見守る姿勢を表明していた。下記は、09年8月6日付エイベックス社発表「東方神起について」である。

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激!異分子問答

前田日明(リングス総裁)×窪塚洋介(俳優・ミュージシャン) 「俺たちは"オリジナル"だ!!」

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 ついに、格闘界と芸能界の"アウトサイダー"同士が初顔合わせ。対談開始時刻、2人が揃うと、室内にピリッとした緊張感が張りつめた。目つきが違う。身にまとうオーラが違う。両陣営が固唾を呑んで見守る中、60分1本勝負のゴングが、鳴り響く──。
(当特集は2008年8月号掲載のものを再構成・編集したものです)

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(写真/早船ケン)

前田 今、いくつなの?

窪塚 29歳です。

前田 そうか、俺のちょうど20歳下になるのか。

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西川口、本日も爆音なり!

国民的アイドルからオートレーサーになった男・森且行、12年目の告白 「まだ1番じゃない。負けるわけにいかない」

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──1996年、森且行は突如として芸能界を引退し"爆音"の世界に消えていった。以来、12年の月日が経った。オートレーサーとして一流の称号をつかんだ彼の現在の心境はいかに? "オートレーサー・森且行"をプロデビュー前から追い続けてきたノンフィクション作家が、34歳になった男の本音に迫る。
(当特集は2008年5月号掲載のものを再構成・編集したものです)

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(写真/田中まこと)

 森且行がオートレースの世界に身を投じてから、12年が過ぎた。

 時折、取材先で知り合う20歳ぐらいの女の子に「あのグループに木村、中居、草彅、香取、稲垣のほか、もう1人いたって知ってる?」と聞くことがある。すると彼女たちはすぐに「知ってます」と答える。その返事を聞くと、僕は少しうれしくなる。当時。人気絶頂だったアイドルグループを脱退してまで、自分の夢に賭けた1人の男の存在を、世間はまだ忘れないでいる。

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映画『神様のパズル』は"人間時代″のラスト作品?

"神に最も近い男"角川春樹が宇宙、宗教、そして映画を斬る!

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──2007年、「血を流さず、文化侵略によって、世界を平和的に席巻するのがオレの夢。そのためにも、脳細胞の覚醒が必要なんだ」と本誌に熱く語った、出版界・映画界の風雲児、角川春樹氏。そんな彼が2008年6月、新作映画『神様のパズル』をいよいよ公開させると聞き、自宅を訪ねた。

男は袴姿で現れ、来たる脳細胞の覚醒、つまり人間から神への脱皮に備えるべく、この日も木剣を振って肉体改造に励んでいた──。
(当特集は2008年5月号掲載のものを再構成・編集したものです)

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(写真/伊丹豪)

 本誌07年8月号に登場した際に、「人間から脱皮し、神の領域に近づいている段階。あと3年以内に確実に覚醒する」と断言した角川春樹氏。あれから9カ月、神へのカウントダウンはどこまで進んだのだろうか? また、エグゼクティブ・プロデューサーを務めた新作ラブコメディ『神様のパズル』では、鬼才・三池崇史監督と初タッグを組み、"宇宙はどのようにして誕生したのか?"という人類にとっての永遠の謎に挑んでいることでも注目される。

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【プレミア限定インタビュー】誰も知らないチャン・グンソクの素顔【3】

お宝写真発掘! チャン・グンソクブームの裏に"神"の存在あり!?

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 現在発売中の本誌8月号でも、そのブームの過熱ぶりとカラクリを報じた、新韓流スター、チャン・グンソク。(参照記事)そんな彼の、大ブレイクに到るまでの道の中に、あの謎の男"ゴッドプロデューサーKAZUKI"がいたというのだから驚きだ。

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本誌インタビューに応えてくれたKAZUKI。当時撮影した
写真の紙焼きを持って登場した。下の1枚は、KAZUKIが
プロデュースする歌手・SIZUKUとグンソクの2ショット。

 今回本誌編集部にKAZUKIから連絡があったのは7月上旬。すでに8月号は校了した後だったため、本誌には盛り込めなかったお宝写真&マル秘エピソードを、プレミア会員の皆様に特別公開したいと思う。
 
──KAZUKIさんといえば、08年の小室哲哉逮捕時に、「彼とは会ったことがない」と公言しながら彼の暴露本『小室哲哉 50年の軌跡』(ミヤオビパブリッシング)を上梓し、09年の酒井法子逮捕時には、彼女の大学進学仕掛け人として一部メディアを騒がせたのが強烈なインパクトでした。それで今回は、いま大ブームのチャン・グンソクとかつて関わりがあったということなんですが......。

KAZUKI 07年頃に、親しくしていた韓国の音楽プロデューサーから連絡があったんだ。「いま韓国の若手俳優で歌をやりたがっている子がいるんだけど、一度会って話をしてみないか?」って。それで、別の仕事で韓国に行ったときに、30分くらいだけだったけど、その俳優に会ったんだ。そうしたらずいぶんと可愛い男の子が来た。名前を聞いたら、「チャン・グンソクだ」という。俺はもともと韓流には詳しいほうじゃなかったけど、それにしたって全然知らない役者だったよ。でもとにかく顔が可愛かったね。

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プレミア限定公開記事

ニコニコ動画は震災をどう伝えたのか?~ニコ動が踏み出した、ネット時代の報道番組の作り方~

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 あの、2ちゃんねる元管理人ひろゆき氏も取締役に名を連ねる、株式会社ドワンゴの関連企業、株式会社ニワンゴによって運営され、2006年にサービス開始。いまや会員数2180万人、有料のプレミア会員数も126万人を超え、10年には念願の黒字化も達成した「ニコニコ動画」で見ることができる数々の番組や動画は、まさしくカオスだ。サブカルチャーから政治、社会問題など、ありとあらゆるものを取り込み、ユーザーがそれを眺め、コメントを書き込んでいくその姿は、かつては2ちゃんねるがそうであったように、今や日本的なインターネット世界のひとつの縮図となっている......。

 本誌サイゾーは、2011年5月号において、特集企画「ニコニコ動画は日本を変えるか!?」を記事化した。この特集では、ニコニコ動画が3.11以後、どのように震災や原発問題を伝えてきたのかという点において、実際に配信された番組を振り返りながら、「エンタメ系」ではない「政治・討論系」という"カタいニコ動"という新たな面の成り立ちにまで踏み込み、ニコ動が持つメディアとしての可能性について触れている。

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女子アナって、おバカさんなんですか?【6】

古瀬絵里が語るスイカップ騒動と女子アナブーム 「アレのおかげで今の私があるんです!」

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 それはまさしく、女子アナブームの余波だった。山形県にあるテレビ局の、ひとりの契約キャスターが突如として全国から注目を浴びるようになったのだ。

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 03年の初夏、ネットの掲示板が発火点となって、夕刊紙や週刊誌などに次々と報じられ、本人の知らないところで巨乳と山形の名産品・スイカを掛け合わせた"スイカップ"というニックネームまで名付けられた。古瀬絵理、NHK山形放送局の番組に出演するようになって、3年目のことである。

──古瀬さんが注目を浴び始めた当時、雑誌媒体を中心に、空前絶後ともいえる女子アナブームが巻き起こっていました。でも、それは民放キー局の女子アナに限ったことで、地方局のアナウンサーがクローズアップされることはありませんでしたよね。

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女子アナって、おバカさんなんですか?【5】

メディア論・稲増教授が解説! 「女子アナのタレント化はテレビ離れが進む局にとって当然の戦略」

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稲増龍夫教授。(写真/辰巳千恵)

 当特集【4】のリサーチから推測できるように、女子アナの軽薄化は、視聴者が望んだ側面もあるようだ。では、マスコミ論の専門家は、こうした状況をどう見るのだろうか? 多くの女子アナを輩出したマスコミ講座を主宰する、法政大学の稲増龍夫教授に聞いた。

 女子アナブームと言われていますが、就職活動中の学生の間では、すでにブームは終わっています。事実、私が主宰している法政大学の「自主マスコミ講座」でも、アナウンサー講座を志望する学生は減っており、定員30名のところ、昔だったら100人以上の申し込みがあったのに、今は50人前後しか集まらない。

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女子アナって、おバカさんなんですか?【4】

「女子アナの天然ボケはどう思いますか?」20~39歳の首都圏男女400人に聞いた!!

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ここまでは、女子アナたちの、愛らしい"おバカ"っぷりをネタにさせていただいたが、世間の目には、彼女たちの行状はどのように映るのだろうか? ブラウン管から散見できる女子アナたちの"イメージ"を、20〜39歳の首都圏在住男女400人に聞いた。

■Q1. 女子アナは好き?

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マル激 TALK ON DEMAND
神保哲生×宮台真司の
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『ゲストと共に“ワンテーマ”を掘下げるネット発の時事鼎談。』

“超”現代哲学講座
哲学者・萱野稔人の
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『国家、権力、そして暴力とは何か?知的実践による解説。』

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宇野常寛の
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『さらば、既得権益はびこるレッドオーシャン化した批評界!』


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