どうして、そんなものに頼った……? メタノールや漂白剤だけじゃない! コロナ禍のご当地版(?)ニセ医学

――メタノールや漂白剤を飲むのが世界的にはやっているが、一部の地域に特化したご当地版ニセ医学もある。もちろん効果はないが、ここでは予想の斜め上をいくコロナ対策を見ていきたい。

昔はトニックウォーターにも含まれていたけど……
【1】キナ茶(ブラジル)

「ナショナルジオグラフィック」によると、キナの樹を削ったハーブティーがコロナに効くとブラジルで拡散されたという。根拠としてキナの樹皮には、ヒドロキシクロロキンを合成する際に参考にされたキニーネという成分が含まれているからで、つまりボルソナロ大統領とトランプ大統領が「ヒドロキシクロロキンは効果がある」と発言したことも関連している。キニーネは星薬科大学の創始者である星一が日本で初めて製造したことでも知られているが、効果については「いわばクロロキン茶ということなのでしょうが、ハーブティーなので大して抽出できないでしょう」(桑満氏)とのこと。

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