【アッシュ・ハドソンのアングラ見聞録】永井豪にインスパイアされた外国人アーティスト〈ロッキン・ジェリー・ビーン〉

――カメラマン・デザイナー、そして親日家としても知られるアッシュ・ハドソン。そんな彼が自らが体験した日本の“アングラ文化”を詳細にレポート。

空山基 × 寺田克也 × Rockin’Jelly Bean~3バチ展 Vol.2~2018.9.11(Tue)~9.30(Sun)@ヴァニラ画廊http://erostika.net ツイッター〈@EROSTIKA_info〉 インスタグラム〈@erostika_wild_ox

 今月は、セクシーな女性をモチーフにしたイラストで知られる日本のイラストレーターを紹介したい。彼の名前はロッキン・ジェリー・ビーン。彼はなぜか、いつもプロレスラーみたいなマスクをかぶっている不思議な男だ。05年にはスラッシュのバンド〈ヴェルヴェット・リヴォルヴァー〉の「Dirty Little Thing」のMVのアニメを手がけたこともあるんだけど、そんな彼を注目し始めたのは、俺が日本によく来るようになってから。絵のタッチはアメリカンなのにオリジナリティに溢れていて、とにかくセクシーな女性を描く。あわよくば全員とセックスしたいくらいのクオリティだ。また、その女性たちの表情もたまらない。ジェリー・ビーンに話を聞いてみた。

「作業の7割を占めるのは表情だね。その子がどんなタイプの娘かわかるくらいに、あとは全体のレイアウト、バランス、見た瞬間にどんな印象を抱いてくれるか? というサブリミナル的な要素も考えながら描いてるよ」

 彼のイラストのルーツは、永井豪のマンガらしい。

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