寒風吹きすさぶ名古屋、吉本寡占の大阪……4大都市圏ローカルタレント名鑑

――ここまで見てきた通り、いまローカルバラエティにはさまざまな期待と可能性がかけられている。では“地元”を盛り上げているタレントといえば、どんな人物が揃っているのか? 4大都市圏(札幌・名古屋・大阪・福岡)の番組制作会社、テレビ局ほか地元メディア関係者へのアンケートを元に、名鑑を作成してみた。

■北海道
『水曜どうでしょう』の呪縛、大泉洋という“化け物”を乗り越える可能性がここにある(たぶん)。

上杉周大
1982年生/出身:北海道/所属事務所:なし/出演番組:『ブギウギ専務』(STV)ほか
地元・札幌で活動するインディーズバンドTHE TON-UP MOTORSのフロントマン。07年から枠を移しながら続く深夜のドキュバラ『ブギウギ専務』で若年層から人気を博す。同番組中期から出演している、ダイノジ大地洋輔とのやりとりが面白い。


三好絵梨香
1984年生/出身:北海道/所属事務所:アップフロントエージェンシー札幌/出演番組:『Do!ろーかる』(テレビ北海道)ほか
元ハロプロメンバーで、「美勇伝」として活動。12年からアップフロントエージェンシー札幌に移籍し、ローカル番組への出演を増やす。土曜日午前の情報番組『Do!ろーかる』では局アナとともにメインMCを務め、時折飛び出す「素」のツッコミが高評価。


伊吹吾郎
1946年生/出身:北海道/所属事務所:オフィス斬/出演番組:『マハトマパンチ』(STV)
『秘密のケンミンSHOW』で地元愛を語る姿も知られ、北海道の観光大使を務めている。STVが5年半ぶりの自社制作生放送番組を始めるに当たって、メインMCに抜擢。達者なMCぶりではないが、存在感と一生懸命さ、ダンディさで若い女子からも人気が。


龍見(宮本たつみ)
1969年生/出身:大阪府/所属事務所:よしもとクリエイティブ・エージェンシー札幌/出演番組:『ガンバレ北海道!』(テレビ北海道)ほか
タカアンドトシの先輩で、かつて北海道で活躍していたコンビ「笑ハンティング」を3月で解散し、ピンになって北海道に帰ってきた。未知数ではあるが、深夜のプロバスケットチーム応援番組を皮切りに、今後起用が増えそうな気配。6月からは競馬番組にも。


オクラホマ
1999年結成/出身:大阪府・兵庫県/所属事務所:CREATIVE OFFICE CUE/出演番組:『イチオシ!』『おにぎりあたためますか』(HTB)ほか
北海道大学の同期生同士による芸人コンビ。『水曜どうでしょう』メンバーたちの事務所であり、北海道ローカルタレントの牙城CREATIVE OFFICE CUEに所属。事務所の先輩たちが出ているものを中心に、バラエティや情報番組に多数出演している。



今すぐ会員登録はこちらから

人気記事ランキング

2024.5.4 UP DATE

無料記事

もっと読む