取り組み方は種々雑多 各誌試行錯誤のウェブ陣容

――大手版元のコミック誌各誌が取り組んでいるウェブ媒体は、作家陣の起用から掲載形式まで、やり方がさまざまだ。ここでは、各媒体がウェブでそれぞれどういった方向性を採用しているのか、まとめてみた。

【1】イケメン看板作家の動画も投稿
[集英社]
「週刊少年ジャンプ」→「ジャンプLIVE」
開始/13年8月 価格/有料月額250円 更新頻度/毎日

デジタル特性利用度:5
本誌からの独立性:3
新進作家起用度:2

1日1本、新しい作品が配信されるアプリ。アプリ自体は無料で、有料登録すると全コンテンツが楽しめる。過去の人気作品やマンガ家自身が行う企画等を配信する、増刊号的な位置付け。


【2】ウェブ媒体とのタイアップも好印象
[講談社]
「モーニング」→「Dモーニング」
開始/13年5月 価格/月額500円 更新頻度/週1回

デジタル特性利用度:4
本誌からの独立性:0
新進作家起用度:3

「モーニング」本誌がほぼそのまま読める有料アプリ。開始時には大きなニュースになった。看板作品である『バガボンド』(井上雄彦)、『BILLY BAT』(浦沢直樹)は掲載されていないが、『グラゼニ』や『ジャイアント・キリング』など人気作が読めるのは魅力。



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