「炎のアーティスト」キャンドル・ジュンがセレクト!”日本人の精神”を覚醒させるアツい本

――キャンドル・ジュン……謎めいたこの人物をめぐるさまざまな憶測は飛べど、本人がメディアに姿を見せることは少ない。しか~し!! 本誌はついにご本人にインタビューを敢行!さあ、皆の衆、まさにキャンドルの明かりのように「日本の今」を照らし出す、情熱的なジュン氏の言葉に耳を傾けたし!

(写真/江森康之)

 東日本大震災。日本を一変させたこの出来事を機に、親交のあるアーティストと共に社団法人「LOVE FOR NIPPON」を設立し、復興支援活動に従事しているキャンドル・ジュン氏。これからの日本の道標となる本を紹介してもらいながら、彼を一連の活動へと向かわせる、熱い思いの源を探る。

──今朝(7月17日)、被災地から戻られたそうですが、今回はどちらに行かれたのですか?

キャンドル・ジュン(以下、ジュン)宮城県名取市です。仮設住宅でイベントをしてきました。

──キャンドルを灯すイベントですか?

ジュン  キャンドルは灯していません。バーベキューをしたり、ミュージシャンやプロレスラーを連れていったりという、現地の人たちとのコミュニケーションが主な活動です。

──「キャンドル・オデッセイ」では紛争地域を訪問されていますが、各国に関する本は読まれますか?

ジュン アメリカによるアフガニスタンへの攻撃に日本が賛同したことを現地・アフガンに謝りに行ったことがあります。その頃に『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』【1】を読みました。そこから学んだのは、思考停止に陥らないこと。多くの人は情報の引き出しはあるけれど、「じゃあ、どう思う?」と聞かれたら“自分との接点”で語れません。皆が誰かのせい、何かのせいにしているその瞬間が“悪”なんだと思うんです。

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