ファンサービスか? それともCD販促戦略にすぎないのか? 盛況のアイドル握手会はファンを呼ぶ"エサ"なのか?

──ファンがひとりで何枚もCDを購入し、参加券をゲットしてせっせと足を運ぶアイドルの「握手会」。AKB48の大ブレイク以降、このイベントなしには、アイドルビジネスは成立しなくなったようにも見える。ファン、レコード会社、芸能プロ、そしてアイドル本人の側から見た、握手会の持つ意味に迫る!!

少しでもメンバーと長く会話するため、握手券が同封されたCDを100枚単位で購入するファンもいるという。

 今日本では、AKB48を筆頭に「アイドル戦国時代」と呼ばれるグループアイドルブームが巻き起こっている。2011年2月に発売されたAKB48の最新シングル「桜の木になろう」は、このCD不況の時代において100万枚超えのセールスを記録。また、同曲の発売を記念して3月5~6日にさいたまスーパーアリーナにて行われた握手会には、2日間で延べ約5万人のファンが押し寄せた。雑誌でも頻繁に「アイドル戦国時代」をうたう特集が組まれ、NHKの音楽番組『MUSIC JAPAN』では、AKB48、モーニング娘。、アイドリング!!!、ももいろクローバー、スマイレージなど、アイドルばかりが出演する「アイドル特集回」をここ1年で2度も放送している。

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