杉作J太郎の包茎手術もマンガで宣伝に!? 高須クリニックを拡大させた"包茎手術ブーム"の真相

――ここまで、女性の美容に対する執着による美容商品の人気のヒミツを検証してきたが、では、男性のコンプレックス治療はどうだろうか?包茎手術の第一人者、高須クリニック院長・高須克弥氏に、そのビジネスのカラクリを改めて聞いた──。

Men’s専用ページも解説している高須クリニックのHP。包茎手術で皮を取りきれなかった場合、無料で取り除いてくれるそうです……。

 1980年頃、ボクが一番最初に財を成したビジネスは、包茎手術なの。そのビジネスモデルはすごく簡単で、ファッションと一緒。まずブームを作ればいいんです。今なら、デカ目とか小顔とかね。それで、当時男性向けで一番わかりやすいのが包茎だった。まずね、包茎はとにかくダメだと宣伝するんです。

「ポパイ」(マガジンハウス)や「ホットドック・プレス」(講談社)みたいな男性誌の取材を受けたり、広告代理店とタイアップして記事を書いたり。若い女性たちを集めて「どんな男性が嫌ですか?」って質問して、「包茎だけは嫌! どんな素敵な男性でも包茎はダメ! 臭い!早い!」ってやったの(笑)。「包茎は世の中の敵だ!」って。「平凡パンチ」(マガジンハウス)で特集を組んだ時なんて、杉作J太郎の包茎手術の様子を、蛭子(能収)さんにマンガで描いてもらったりもしたよ。

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