大会以上に盛り上がる、二大巨頭"アディダスvsプーマ"仁義なき契約合戦!!

「今回のドイツW杯におけるアディダス・
ナイキ両社の最終的な投資総額は前代
未聞のレベルに達する」と語る、バーバ
ラ・スミット氏。

 ダスラー家の不仲の兄弟がそれぞれ創業したプーマとアディダス。両一族の闘争の歴史を、関係者への綿密な取材を基に記した『アディダスVSプーマ』。同書の著者であるフランス人ジャーナリスト・バーバラ・スミット氏に、スポーツビジネスの潮流について聞いた。

──まず、アディダスとプーマの闘争史を書こうと思ったきっかけはなんですか? また、サッカーをはじめ、巨額の金銭が飛び交う現代のスポーツビジネスについて、どのような意見を持つようになりましたか?

スミット 雑誌の取材で、たまたま両社の発祥地であるドイツのヘルツォーゲンアウラッハを訪れた際、彼らのライバル関係を知ったのがきっかけです。調べてみると、有名なスポーツシーンの陰には常にアディダスの姿があり、彼ら兄弟の物語は、そのままスポーツビジネスの歴史なのだ、ということがはっきりしてきました。そうした話は、私のようなビジネス系の記者だけでなく、スポーツファンなら誰でも面白いと感じるだろう、と思ったんです。

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