唯一無比の"W杯利権"を独占したアディダスとFIFAとのアマ〜い関係

サッカー中継史上最高の視聴率を記録した日韓W杯
の「日本×ロシア」戦。現在、全試合の放送権を獲得す
るには、200億円を超えると言われている。

 普段はサッカーに興味がなくても「日本代表戦」や「ワールドカップ(以下、W杯)」になると、ついついテレビで観戦してしまうという人は多いのではないだろうか? 日本国内のサッカー中継歴代視聴率の第1位は、02年W杯日韓大会の「日本×ロシア」戦の66.1%。2位は同じく日韓大会の決勝「ドイツ×ブラジル」戦の65.6%という驚異的な数字を叩き出していることからも、それは窺える。Jリーグの中継が94年の最高視聴率24%という数字を最後に、低迷どころか、最近ではロクに中継も行われていないのに比べると、いかに国際大会の注目度が高いかわかるだろう(視聴率はすべて、ビデオリサーチ調べ)。

 そんな高い注目を浴びる日本代表のユニフォームは、トルシエ時代から、スポーツ用品メーカーのアディダスがオフィシャルサプライヤーとして独占的に提供している。日韓大会の際には、日本代表のレプリカユニフォームを50万枚以上売り上げるなど、商業的にも成功したアディダスは、今年に入り、日本サッカー協会と100億円超の複数年契約を締結。しばらくは日本代表のユニフォームはアディダスが独占していくことになりそうだ。

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