「パンツ一丁で演技指導!?」女優ちすんが暴露する井筒監督の羞恥秘話

 夢や希望にすらすがることもできない。井筒和幸監督の最新作『ヒーローショー』に描かれているのは、若者のそんな救いのない世界だ。登場人物たちは、その暴走を止めることもできずに、ただ暴力に堕ちていく。井筒監督の視線はこれまで以上に厳しく、シリアスだ。

↑画像をクリックすると拡大します。(写真/有高唯之)

 そしてこの物語に登場するほとんど唯一の女性・あさみを演じるのが、女優のちすんだ。しかし、彼女が演じるのは、昨今はやりのヤンキー映画に出てくるような、単なる紅一点的なポジションではない。一筋縄ではいかない物語にふさわしく、暗い過去を背負い、千葉の片田舎で淡い希望さえあきらめて生きる未亡人。うっかり手を出したら、こっちまで不幸の渦に引き込まれそうな表情を見せている。

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