金の切れ目が縁の切れ目!? ハッスルが陥った放蕩経営の末路

ハッスル

従来のプロレスにエンターテインメント性を持たせ、ファイティングオペラの異名をとる、プロレス興行。インリン様のM字ビターンなど、奇抜な必殺技も話題となった。
次はスザンヌのデビューとか期待してたのに……

 芸能人を起用し日本のプロレス界に新たなムーブメントを巻き起こしたハッスルだが、昨年秋から年末にかけての4大会を相次いで中止。運営団体ハッスルエンターテインメント(以下、HE)代表の山口日昇氏は「2010年以降の活動に向け、再起を図る」と発表しているが、このまま消滅することは、もはや決定的だろう。地盤沈下が激しいプロレス界で、唯一勝ち組に見えたハッスルが、なぜこんな事態に陥ったのだろうか?

 ハッスルが旗揚げされたのは04年1月。主催は、格闘技イベント・PRIDEを運営していたドリームステージエンターテインメント(以下、DSE)。小川直也や故・橋本真也といった大物を集めたものの、旗揚げ戦は集客面で惨敗に終わる。その後も試行錯誤したが「ハッスル・ポーズ」以外は鳴かず飛ばずで「DSEの税金対策」とまでいわれていた。

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