私欲に利用される「テロリスト」警察vs成田空港のつばぜり合い

 民間スパイをカネで操り、自らも危ない橋を渡りながら外国人テロリスト相手に情報戦を繰り広げる、そんな公安刑事の姿を描いたNHKの人気ドラマ『外事警察』。渡部篤郎演じる刑事たちは、テロリスト「フィッシュ」の存在を最後に突き止めるが、彼らはCIA(米国中央情報局)のお墨付きのもと、米国系セキュリティー会社が日本の警備業務参入をもくろんで送り込んだ自作自演のテロリストだった……。

 実は、こんなドラマを地でいくようなマッチポンプが、日本の警察当局によって演出されている。舞台は、成田空港。いま、警備緩和を求める運営会社の成田国際空港株式会社(NAA)と、警備態勢維持を求める警察当局とが、真っ向から対立しているのだ。

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