格闘家・秋山成勲が選ぶヤバいくらいためになった本

アメリカで練習漬けの肉体を癒してくれたミステリーの傑作

(写真/田中まこと)

 格闘家という職業ゆえに、戦略、戦術などに役立つ書物や、歴史などの伝記が好みだと思われがちなんですが、僕はミステリー小説、推理小説、サスペンス小説といったたぐいのものが好きなんですね。

 今年は本を読む機会が本当に多くなりました。それというのも、今年から、自分はアメリカ総合格闘技「UFC」を主戦場にしたので、海外と日本を行き来する機会が多くなり、移動の飛行機や滞在先の宿泊場所で本を読む時間が増えたんです。

 来年も早い段階に向こうで試合をする予定なので、今年10月中旬に嫁さんとの結婚式を終えてから、単身渡米して12月中旬まで約2カ月間、アメリカで練習漬けの毎日を送っています。練習以外にほとんどやることがないので、本を読む機会はさらに多くなっていますね。休みの日には、天気がよかったらプールサイドで、それと1人で街をぶらついて、街のオープンカフェで読む! これが最高です!

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