チバユウスケが口を開く、詞、音楽、変わらないもの

日本のロックシーンの最前線に立ち続けるチバユウスケ。96年のデビュー以来、自身のバンドの詞の大半を書き、歌ってきた彼が言う、「結局俺は変わらない」。その言葉の真意とは?

 初めて歌詞を書いたのは高校生のとき。あんま言いたくないけど『it's only rock'n roll』ってやつ。まんまストーンズだよな(苦笑)」

 thee michelle gun elephant、ROSSO、Midnight Bankrobbers、The Birthday──。これまで幾多のバンドを率いてきたチバユウスケの言葉が、あのしゃがれ声でマイクを通して放たれてきた言葉の数々が、1冊の詩集になった。1994年のデビューから約15年分、自らがセレクトした125曲が収録された処女詩集『ビート』(フォイル)。直筆歌詞ノートやイラスト、そしてそれぞれに「サキソフォンと蛇はとてもよく似てる」(『サキソフォン・ベイビー』)と、ぶっきらぼうな書き下ろしのサイドストーリーがついている。

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