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辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」【75】

長女・眞子さんを思い、なす術なしだった父親の葛藤 秋篠宮様の秘められた苦悩

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──日本の未来を支える異端のプリンセス・佳子様の生態を読み解きます

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「皇室として類例を見ない結婚」となった眞子さんと小室さん。父親である秋篠宮様は、その間どんなご様子だったのでしょうか……。秋篠宮邸に5年間で37回通ったジャーナリスト、江森敬治氏によるインタビュー録『秋篠宮』(小学館)が話題です。

テレビで公式のご発言しか拝見したことがない庶民にとっては、秋篠宮様のお人柄について窺い知ることができる貴重な本書。秋篠宮様は身長180センチで体重62キロ、「皇嗣」という立場であられるだけでなく、大学で研究員と客員教授の職に就いている、という実はすごいスペックの持ち主でいらっしゃいました。また、江森氏のインタビューを受けるときには,必ず「コン、コン」とドアを2回ノックしてスーツ姿で部屋に入って来られるという育ちの良さ。ご自身の性格について「パターナルインヘリタンス(父系遺伝)です」とおっしゃられたり、知性にあふれていらっしゃいます。宮様推しの人が増えそうな本です。

一方で眞子さんのご結婚について、父親として難しい判断を強いられていた秋篠宮様。小室家の借金報道が出て、江森氏にその話題をふられると「そうですね……」と言葉少なに答えられたそうです。答えにくい質問には、時々沈黙される秋篠宮様。「なぜ眞子様はここまで、この結婚にこだわるのでしょうか」と江森氏が切り込んだときも、重い沈黙が続いたと書かれています。秋篠宮様は結婚反対の立場でいらっしゃると思っていたのですが、この本を読むと結婚容認というか、眞子さんの強い意志の前になす術がなかった、という状況が伝わってきます。

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