サイゾーpremium  > 特集  > 裏社会学  > 【ゲイのマンガ家】おじ愛対談

──近年、中年男性の権力性が批判の矢面に立つ一方、かねてから“おじさんの性的魅力”は自虐を含めて低く見積もられてきた。しかし、おじさんをセクシーな存在として熱視線を送る人々も確かに存在している。一般誌でも活躍するゲイのマンガ家2人が、描き下ろしイラストと共に“おじさんの魅力”を余すところなく語り尽くす!!

【注】本企画は、「中年男性を対象とした性的消費」と捉えうる内容が含まれています。その上で、有料媒体での掲載であること、社会的(権力)構造におけるマイノリティからマジョリティに向けられた眼差しであること、そして中年男性を称揚する意図を踏まえて、制作しています。また、男性同性愛者の呼称については、発言者の表現を尊重したものとなります。

理想のおじさん像をイラスト化!

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(絵/熊田プウ助[右]、ミナモトカズキ[左])

熊田’s 萌えポイント
【1】汗臭い体臭
「お風呂上がりの体臭も好きですけど、シャワーを浴びたのに脇が臭いくらいのほうが男の頼りがいを感じて魅力的です。汗臭い匂いを嗅ぐと、『仕事先で嫌な汗かいたりしたんだろうな』って頑張って労働していた姿が想像できます。単純にお風呂に入っていないような匂いは萌えないけれど、おじさんには『仕事上がりの男の汗臭さを恥じるな』と言いたいですね」(熊田)

熊田’s 萌えポイント
【2】太い足
「わたしが足フェチなのもあって、どっしりと太くて重心が低そうな短足に惹かれます。わたしにとって、足の指はもう性器を超えた存在。当然、致すときには相手の了承を取った上で踏まれたり舐めたりします。足の爪が伸びてたり巻爪の人って、普段あまり歩いていない人なんです。そういう人を見ると、ちゃんと歩かないといやらしい下半身にならないよ、って思います」(熊田)

ミナモト’s 萌えポイント
【3】光のない眼
「ただ病んでいるとかではなく、外見上は明るく頑張って働いているのに、よく見ると眼だけが疲れてて光がなかったりするとすごくセクシーに感じます。反対に、年を経てもあまりにキラキラな眼をしてる人だと『現役感があるのは魅力的だけど、永遠に落ち着かないで浮気とかしちゃいそう』って不安になっちゃう。これまでの恋人を思い返しても、眼が死んでる人が多かったです(笑)」(ミナモト)

ミナモト’s 萌えポイント
【4】パツンパツンのスーツ
「自分はスーツフェチでして、見た目に気を使って細身のオーダースーツを着てるんだけど、おじさんになって多少脂肪とかがついて、買ったときからサイズ感も変わってパツンパツンになってるスーツ姿に萌えます。ブカブカのスーツが好きという人もいると思うんですが、自分はちょっと無理してでも頑張って細身のスーツを着ている感じが好き。スーツには無限の可能性があるんです」(ミナモト)

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