サイゾーpremium  > 連載  > 彼女の耳の穴  > 彼女の耳の穴/秋元才加

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

1804_F_DSC6537_hosei_520.jpg
(写真/三浦太輔・go relax E more)

Touching song

1804_jacket_100.jpg

マイケル・ジャクソン
「アース・ソング」

1995年に発表されたシングル。同年発売されたアルバムにも収録されており、環境破壊など人類の愚行について警鐘を鳴らす壮大な楽曲である。


 母親が音楽好きなフィリピン人っていうのもあって、幼少期から常に音楽は身近で鳴っていました。ただ、なぜか家では邦楽禁止だったんですよ。何か聴くんだったら世界のエンターテインメントに触れたほうがいいっていうのが、親の考え方で。実際家には親のCDがいろいろあったので、マドンナ、マライア・キャリー、マイケル・ジャクソン、あとクイーンとか、そのあたりを私も好んで聴いてましたね。とはいえ、やっぱり邦楽も聴きたいじゃないですか。だから、子ども部屋のテレビでこっそり歌番組を観たりして。『速報!歌の大辞テン』『うたばん』『ミュージックステーション』は毎週欠かさず観ていました。で、近所のレンタル屋さんに行って一日中試聴機で聴いたり、当時無料で配布されてた新譜の歌詞カードをじっくり読んで覚えたり。でも、邦楽のCDって高いじゃないですか。だから、CDはフリーマーケットで買うことが多くて。両親がフリマ好きで、毎週末連れてかれていたんです。で、500円渡されて、「これで好きなもの買いなさい」って。洋服は全部そこで買ってたし、あとはバックストリート・ボーイズやクリスティーナ・アギレラのアルバムを10円で買ったりとか。なので、当時の私が聴いている音楽って、数年分タイムラグがあったみたいなんですよね(笑)。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年11月号

「異形と異端」が 動かすニッポン論

「異形と異端」が 動かすニッポン論
    • なぜ、我々は横浜流星に惹きつけられるのか?
    • なぜ、『べらぼう』は異形の大河なのか?
    • [特別対談]立花孝志×上念司
    • 参政党は叩かれて強くなる!
    • [対談]安田淳一監督×阪元裕吾監督
    • “因習村”源流としての金田一
    • 日本一早いプロ野球順位予想

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【かとうれいこ】27年ぶりの写真集発売、レジェンドがグラビア復帰を決断した理由
    • 【Small Circle of Friends】切なさと力強さ。正しさと優しさ。アズマとサツキの絶妙ブレンド。
    • 【日爪ノブキ】仏で国家最優秀職人章に認定された男が推し進める「人類帽子計画」
    • 俳優生活11年、木竜麻生の現在地
    • 超大物アーティストが愛用する シルバージュエリーブランド──「サーティーンデザインズ」代表インタビュー

連載

    • 【マルサの女】橘 和奈
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • GROOVE SEQUENCE──NJSとLDHの親密な関係値
    • 【特別企画3】マッチングアプリが変えた恋愛の価値観
    • 乙女たちの官能界隈
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ