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お騒がせ男の"最初で最後の懺悔録"──高須基仁 の「全摘」 No.21

あやふやな血筋に頼らない「縁筋」元年到来 大沢樹生と喜多嶋の子の本当の父親は……。

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──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言

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大沢は、私が主催する「熟女クイーンコンテスト」や「ミスシンデレラ仙台大会」にゲストとしても来てくれた。モッツ出版15周年パーティの時も登壇して挨拶し、祝辞を述べてくれている。嘘がつけない実直な男だ。

 少子化問題が大きな問題となっている中、2013年は、手塩にかけて育ててきた我が子が、自分の子どもではなかったということが映画(『そして父になる』)にもなり、60年前に実際に起きた、新生児取り違え事件も報じられた。同様のことは過去にもいくらでもあっただろうが、はっきりと確かめるすべがなかった。今はDNA親子鑑定があるから、状況が一変したわけだ。

 我が子が他人の子であるという悲劇の原因は2通りある。ひとつは、映画や60年前の事件の原因ともなった、産院での新生児の取り違え。

 もうひとつは、大沢樹生のように、女が同時期に複数の男と性交渉し、女自身も誰が父親かはっきりわからないという場合である。女は「わからないけど、いいや」と確信的に産んでいるに違いない。DNA鑑定なんて通常はしないだろうから、口を拭われたら男は絶対にわからない。血筋とは、そんなあやふやなものなのである。

 血筋について考えるときの別の側面として、フクシマの原発事故がある。親となるべき人たちは子どもの安全を考え、ベターな選択を一時的にするしかない状況である。ベストの選択はどこにもない。

 私の記憶によれば、かつて60年代に大橋巨泉は、「こんな光化学スモッグだらけの日本で子どもをつくったら、子どもが不幸になる」と、パイプカットをして、妻で14歳年下のアイドル・浅野寿々子と伊豆に移住した。前妻のマーサ三宅というジャズ歌手との間には子どもがいたが、「もう俺の血は残さない」ということなのだろう。

 日本は50年代後半から環境汚染が始まり、光化学スモッグと強烈な異臭が続いた。30~40年くらいたった頃からなんとなくよくなったが、ほんの少し前まで「正月は工場が止まるから、空がきれいだね」なんて言ったものだ。今は中国の環境汚染が問題となっているが、日本の例から考えるに少なくともあと20年は汚染物質が飛んでくるだろう。

 放射性物質にPM2・5。それが子どもにどのような影響をもたらすかわからない。ただ、漠然と「血筋がつながらないかもしれない」という危機感を持たざるを得ない時代が来たように感じる。

 子どもをつくらない人が増えているのは、動物的カンで「危ない」とわかっているからではないだろうか。「こんな身も蓋もない状況において、子孫を残すという形でつながることにこだわるのはナンセンスだ。縁は違う形でつなげばいい」と感じているのではないか。60年代の巨泉の論理が今生きている。血筋ではないつながり、人の縁による「縁筋」を求めるのである。

 さて、大沢樹生である。元妻・喜多嶋舞は、大沢と結婚前より知り合いだったW氏と大沢を天秤にかけた。当時、大沢はVシネのやくざ役として定着しだしたものの、彼女もヘアヌード写真集を出して稼ぐしかない状況だった。一方、W氏は東大出身で収入が安定している大手出版社勤務。飯島愛の自伝『プラトニック・セックス』のプロデューサーとしても有名だった。喜多嶋はそんなW氏を選び、大沢と離婚、1年10カ月後にW氏と再婚した。W氏も飯島との結婚の噂があったが、離婚直後の喜多嶋を選んだ。

 したたかな喜多嶋は、再婚後すぐにW氏との間に子どもをつくった。もしかしたら第一子と第二子は似ているかもしれない。仮に、長男がW氏の子だったとしたら……。

 さすがにそれは考えすぎだと思うが、ババを引いたのは大沢だ。元妻を信用して親権をとり、息子に「虐待された」と告発されても、「被害妄想だ」として懸命に育てた。大沢は私に言った。「息子に対して愛もあります、情もあります」。血筋ではない縁をつないでいこうという意志が見られる。

 私が、大沢と知り合ったのは、10年ほど前、熱海の岡本ホテル2号店(11年、詐欺事件が発覚し破産)のオープニングパーティ。「昭和枯れすすき」のさくらと一郎とともに、大沢も私もゲストとして呼ばれた。光GENJI時代は顔がバタくさすぎてローラースケートが似合わず、諸星らに押されて4番手くらいだったが、実際に会ってみるとめちゃめちゃピュアでいいやつだった。気が合ったため、私の関連イベントにもよく顔を出してくれた。私の前ではきちんとしていて、息子への愛情も伝わってきたが、ただ、ある不動産会社社長とつるんで、合法薬物の匂いがする怪しい動きをしていたことが気になった。

 結論として言いたいことは、少子化は気にするなということだ。人間はみなどこの馬の骨ともわからない。それでいいんだ。一期は夢よ、ただ狂へ――団鬼六が座右の銘にしていた「閑吟集」の言葉を思い出す。

【今月の懺悔】
ギャラの安さから、熟女クイーン審査員を辞退したやくみつるが、ラジオで爆笑問題に「熟女優の審査が楽しくてたまらない」と語っていたのを聞いた。だから和解します。3月3日のコンテストは待ってます!

高須基仁(たかす・もとじ)
90年代以降、出版プロデューサーとして、ヘアヌード写真集ブームを仕掛けたり、スキャンダルの渦中の人物に告白本を書かせたりするなど、ギョーカイの裏で暗躍。元学生闘士で、現在は多数の媒体で言論活動を展開している。

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