【特別インタビュー】田村淳、テレビ局「TVatsushi」を開局――きっかけは「電波貸そうか?」 芸人・田村淳がテレビビジネスに殴りこみ!

――9月12日、田村淳がテレビ局“ごっこ”を始めるという。「TVatsushi」という名前のテレビ局で、cs294chにて月曜日~金曜日 深夜2時15分から10分間だけ放送される。制作、出演、編成、営業、全てを田村淳が行う。電波をタレントが個人的に借りて、コンテンツを作りそして流す……これは史上初の試みといえるだろう。

「TVatsushi」HPより。

 そこで今回、なぜいちタレントである田村淳が、テレビ局“ごっこ”を始めたのか、本人に直接聞いてみた。

――テレビでしか淳さんの活動を見たことがない人にとっては、なぜいま、このタイミングでテレビ局“ごっこ”を始めたのか? 疑問だと思うのですが……。

田村淳(以下、) それは、テレビに出る側として地上波では窮屈に感じることが多くなったからです。今の日本は4人に1人が65歳以上。テレビはそこのターゲットに向けて番組をつくらないと視聴率をとれなくなっています。

 ぼくはテレビの世界にあこがれて、どうやって世に出るか考えてきました。なので、ご年配向けのテレビがあってもいいんですが、ぼくは若者向けにテレビをつくりたい。それが地上波でできないんだったら、自分でテレビ局を持てばいいんじゃないかと思ったんです。

 そう思ってからいろいろなところで、テレビ局をやりたいって言ってたら、九州の偉い人から“電波貸してあげようか?”って(笑)。テレビ局ごっこって言ってるのは、会社からそう言えって言われてるんです。ぼくとしてはごっこでもなんでもなくテレビ局です。

――制作、出演、編成、営業を担当する……とありますが、そんなことできるんですか?

 もちろん僕ひとりの力では、何もできないですが、同じ志を持ったスタッフたちと協力して、運営していきます。僕もスポンサーを集めるために営業したり、ぼくがテレビ局長なので、編成も自由に決められます。コンプライアンスも最低限のルールは守りますが、自由です。

――どういう番組を放送していくのでしょうか?

 初コンテンツは、憲法を読んだ事のない人と一緒に憲法を読み解いていく「日本国憲法TV」という番組です。日本国憲法って、基本的な国のルールなのになぜか触れることにタブー視されている気がしたんです。

 この番組では、有識者や専門家も呼ばずに、日本国憲法を自分たちの力だけで読み解いていきます。第一条から、天皇が日本国の象徴ってどういうこと? ってみんなで頭を悩ませましたね(笑)。

――今後の「TVatsushi」の展望はどうお考えですか?

 ゆくゆくは24時間のテレビ局を持つ事を夢見て、一歩一歩進んでる途中です。若い子がテレビの世界にあこがれられて、「テレビに出たい」とか、「テレビを作りたい」って思わせられる、面白い番組を放送していきたいです。

 日本にひとつくらい自由なテレビ局があってもいい! 若者向けに面白いテレビをつくってる「TVatsushi」を応援してくれる大人のみなさん、格安で広告スポンサーになれるので、ぼくのツイッターを見てください(笑)。

休日を返上して一般人と交流するイベントを開催したり、ツイッターを使ってリアルテイムイベントをするなど、テレビ以外でも大暴れする田村淳。ついにテレビ番組まで始めてしまった彼に勝機はあるのか!?

「TVatsushi」
cs294chにて、9月12日より月曜日~金曜日 深夜2時15分から10分間放送。

◆放送するチャンネル◆『ホームドラマチャンネル』
スカパーやケーブルテレビ等で放送されている有料チャンネルですが、TVatsushiが放送される時間帯はノースクランブル(無料)放送の「インターローカルアワー」になっていますので、視聴環境さえ整っていれば視聴契約する必要はありません。
番組URL:http://tvatsushi.com/
番組公式Twitterアカウント:https://twitter.com/tv_atsushi

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