“イケイケ”時代の不朽の名作【創価学会】“折伏”マンガの熱量

――高度経済成長期、創価学会は信者数をみるみる増やしていく。1960年には、池田大作が第3代会長に就任。一方で70年代にかけて“言論出版妨害事件”を起こすなど、対外的に攻撃的な時代でもあった創価学会の“青年期”に生まれたマンガ2作品をご紹介!

『劇画 ジョージ・M・ウイリアムス―アメリカ日蓮正宗創価学会のパイオニア』
原作:中江克己、画:木村知生/曙出版(75年)/絶版

 バリバリ劇画タッチの熱血マンガで、創価学会アメリカ布教のさきがけとなったジョージ・M・ウイリアムス(日本名・貞永昌靖)の一代記。 1945年、朝鮮で敗戦を迎えた少年・貞永は、母国引き揚げ後、空軍施設に勤め始める。戦後混乱期の苦しい生活の中で、下宿先の大家のすすめで創価学会に入信。当時青年室長の地位にあった池田大作との出会いもあり、渡米を志すように。 57年、ついに渡米を果たした貞永は苦難を乗り越え周囲のを折伏し、60年には会長となった池田を出迎える。その後も熱い情熱で信者を増やしていき、 マンガは終盤、貞永の熱い叫びによって幕を閉じるのであった。

「そのためにしなければならないのは……人間革命です!!(中略)唱和するのです!! 南無妙法蓮華経」

【1】ついに信仰に目覚める!
1953年11月、入信後も煩悶していた貞永であったが、折伏経典を読み進めるうち、朝日の中でついに真の信仰を得る!

【2】 池田先生から激励のお言葉!
1955年、当時“青年室長”の地位にあった池田大作氏に、アメリカ行きを打ち明け、励まされる貞永。感激の瞬間である。

【3】 広布のためサックス練習!
1963年、ケネディ大統領が暗殺され世情不安定な中、貞永は音楽隊の結成を決心し、ひとりサックスの練習に励む。音楽に国境はないのだ!

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