"年間5億円"に目がくらんだ吉本興業、紳助復帰の強引な青写真

『島田紳助のこのひと言で100人のうち99人が前向きになれる』(あっぷる出版社)。

 いまだ物議を醸し続けている、吉本興業の大崎洋社長による「島田紳助復帰コール」。各種メディアが伝えているように、事実上、紳助に引退を迫った張本人が、半年もたたないうちに「戻ってきてほしい」「紳助くんは家族」といった発言をしたことに、世間どころか、吉本社内もシラケきっているという。

「突然の紳助さんの引退に、現場がどれだけ混乱したことか。しかも、後輩芸人に紳助復帰を支援するようなコメントをさせて、世論形成を図るも大失敗。吉本のKYぶりを世の中にさらしただけですよ」と同社関係者はぼやく。

 だが、そんな声などどこ吹く風で、吉本は紳助復帰に向けた布石を打とうとしている。そのひとつが、2006年に強姦事件で吉本を解雇された「極楽とんぼ」の山本圭一の復帰計画だ。

「大崎社長の復帰コール後、相方の加藤浩次が後輩芸人や業界関係者に対して、『復帰するなら、山本が先だよ』 と言い始めた。山本は事件を起こすも被害者と和解後、不起訴となり、社会的な制裁も受けた。彼は吉本内では、芸人や構成作家と『軍団山本』をつくるほど人望はあったため、復帰を願う者も少なくない。紳助復帰への不満分子を抑えるため、まずは山本を復帰させ、本丸の紳助復帰に臨むつもりでしょう」(前出の関係者)

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2024.4.28 UP DATE

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