清武の乱で無駄骨を折った記者の徒労と内ゲバに奔走する読売の報道統制

「私の愛した巨人」(ワック)。

 今年度下半期、もっとも世間を騒がせた"内輪モメ"となった「清武VSナベツネ騒動」。11月11日に読売巨人軍・清武英利前球団代表兼GMが「重大なコンプライアンス違反がある」と大風呂敷を広げ、ナベツネこと渡邉恒雄巨人軍会長を糾弾したが、結局はコーチ人事をめぐる「権力争い」だったことが判明。後にGMを解任された清武氏は、ナベツネとの法廷闘争も示唆したが、同氏も「俺は法廷闘争で負けたことがない」と応戦する構えを見せた。さらに、12月5日には、読売巨人軍と読売新聞グループ本社らが清武氏に総額1億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴するなど、泥沼の様相を呈している。

 ところが、コトは単なる"お家騒動"だけに、世間も「そこまでやるか?」と一気にトーンダウン。シラけムードすら漂いつつある。結局振り回されているのは、読売新聞とお仲間であるマスメディアの報道陣たちだけだというから笑えない。

 一部マスコミに「清武の乱」の情報が出回ったのは、11月11日の午前10時頃。当初、情報は錯綜し、記者たちは会見内容の裏取りに東奔西走していたという。週刊誌記者が語る。

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