ハンカチ王子よりも儲かる? 箱根駅伝の本音と建前、そして"旨味"

──1987年に日本テレビが完全生中継を開始して以降、"巨大利権"へと変貌を遂げた箱根駅伝。今や、出場大学も選手もスポンサーも、毎年正月に開催されるこの大会にかかわることだけを夢見るようになった同イベント。いったい何がそんなに魅力的なのか? その実像に迫る。

(イラスト/白根ゆたんぽ)

■当然カメラは意識してます
「ひたむきさ」を煽っている箱根駅伝だが、選手だって人の子。当然カメラは意識してます。出場前夜は眉毛を抜いて髪形整えて、当日はカメラめがけて走ってます。

■新興校は大学名も漢字で
箱根駅伝は、大学名を売り込むかっこうの場。有名伝統校はW(早稲田)、C(中央)など英字だが、新興校は「帝京大学」「山梨学院」「神奈川大学」など、漢字表記です。

■電話一本でシューズが届く
注目度の高い箱根駅伝で選手が自社製品を使ってくれれば、スポーツメーカーにとってはおいしいことこの上なし。有望選手には有名メーカーがサプライヤーとして付き、電話一本で練習用具が届く。

■「伝統のタスキ」は毎年新調
日本テレビの放送で連呼される「タスキをつなぐ」というセリフに集約されているように、「歴史」「自己犠牲」「一体感」の象徴たるタスキ。しかしながら、実はほとんどの大学が毎年新調してます。

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