低予算、無名イケメン大量出演の"サブイケメン映画"の功罪とは?

──最近、低予算・限定公開・無名イケメン役者の大量出演という、『BECK』などとは少々異なるイケメン映画が数多く作られている。映画不況の折、こうした作品は邦画界にどんな影響を与えるのだろうか? 新ジャンルの行方を考える!

今年の<サブイケメン映画>15本! 最強の一作はどれだ?↑画像をクリックすると拡大します。

 2010年の邦画公開作品を振り返ってみると、『BECK』(水嶋ヒロ、佐藤健、中村蒼、向井理ほか)や『シュアリー・サムデイ』(監督/小栗旬、主演/小出恵介)、『東京島』(窪塚洋介、木村了ほか) ……など、今年もイケメン俳優を寄せ集めた作品がわんさかあった。『人間失格』(生田斗真)や『大奥』(二宮和也)、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(木村拓哉)などのジャニーズタレントを起用した作品以上に、その他の事務所のイケメン俳優出演作のほうが多かったように感じる。だが、これらのメジャー作品の裏で、上図で紹介しているような、テレビではあまり見かけないイケメン俳優が主演する、"サブイケメン映画"とでも呼ぶべき作品が量産されていることは、本誌読者にはあまり知られていないだろう。

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