「WiLL」花田紀凱編集長──中国&小沢ネタは朝飯前 ユダヤを超えるタブーはない !?

「WiLL」は、小さな会社なので、僕と社長で「やろうか」と思ったらOK。その強みを生かして、少ないスタッフと限られた予算の中で、やりたいことをどんどんやってる。

WiLL(07年12月号)

 尖閣問題では、1週間くらいで増刊号「略奪国家中国 守れ、尖閣諸島!」を作ったんですけど、安倍晋三さん、櫻井よしこさん、西村眞悟さん、小林よしのりさんら執筆者は皆さん怒っていて、短時間で書いてくれました。尖閣問題は、タブーではないのに、他誌は切り込み方がユルいんですよね。

 中国の批判や検証は、創刊以来、よく特集しています。創刊直後に上海で反日暴動が起こり、それをきっかけに雑誌も売れるようになった。中国そのものが悪いというより、共産党政権による歪んだ体制を批判しているんです。 そういえば、中国絡みで記事にしたいけど、できないテーマがある。日本企業が中国で相次いでトラブルに見舞われているというもの。例えば、ある機械の部品を作っている会社。中国の工場に発注する前に見本を作らせたら、ちゃんとできたんですよ。それで発注したら、メチャクチャ。穴の位置が違ってたり、大きさが違ってたり大損害。文句を言っても対応に時間がかかるし、裁判して勝ったとしても、相手が逃げてしまうこともあり、無駄なのであきらめるしかない。ひどすぎる状況です。

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