使えない大御所芸人と中堅芸人に、バラエティ放送作家がダメ出し!

──たけし、さんま、タモリが"ビッグ3"と呼ばれ始めたのは、20年近く前の話。だが、今でも彼らをテレビで見ない日はないほどひっぱりだこの人気ぶりだ。そんな大御所のブッキング事情と台頭する中堅・若手の実力を、バラエティで活躍する放送作家が語る----。

[出席者]

A......バラエティで活躍する放送作家
B......情報番組が主な仕事の放送作家
C......深夜バラエティが中心の放送作家
D......吉本興業と繋がりの深い放送作家

A まず企画の段階で、局側やスポンサーサイドが重要視するのはやっぱり視聴率。その意味でネームバリューがあって好感度も高い大御所は「使えるものなら、ぜひ使いたい」というのが各局制作サイドの本音だよ。当然、経験があるから、番組回しや仕切りもうまいしね。

D ただ、大御所は芸風も出来上がっているから、新しい企画にハマらないことはよくある。特に今のバラエティはクイズやトークが主流になっているし、ビートたけしも『奇跡体験! アンビリーバボー』(フジ)みたいに「登場シーンは別撮り」ならいいんだけど、スタジオではMCの仕事は一切やらない大物もいるからね。

B 番組の顔やご意見番としての登場なら放棄してもいいんだけど、その場合、どうしてもサブを任せられる人間が必要になる。所ジョージ、今田耕司クラスが使えればマシで、局アナやたけし軍団のタレントがサブに回ると、正直回し方がイマイチだから厳しいよ(苦笑)。

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2024.4.27 UP DATE

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