失われた「毒」......「天皇化するミヤザキ」のあざとい評論家ホイホイ──宇野常寛

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[宇野常寛の"ポニョ"評] 7点

『もののけ姫』から『ハウルの動く城』までの手法を捨てて、手描きアニメに回帰したのは新鮮だったし、久石譲も久しぶりにいい仕事をしたと思うのですが、『トトロ』や『魔女の宅急便』あたりの全盛期に比べると、テーマや毒の要素の表現が直接的かつ安直で、物足りなさを覚えました。だから7点です。

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