狩撫麻礼が原作!? 伝説のマンガ『湯けむりスナイパー』がドラマ化!

 おっさんマンガ好き必見の大ニュース! 「漫画サンデー」(実業之日本社)で、1998年から04年まで連載され、一部の好事家たちに絶賛された『湯けむりスナイパー』(第一部)が、あろうことか、4月からテレビ東京にてドラマ化されるというのだ。

 タイトルの絶妙なセンスもさることながら、物語の舞台もかなりヤバい。とある秘境の温泉宿「椿屋」で働く中年男・源さんを主人公に、さまざまな出来事や人間模様が描かれる。しかし、この源さん、実は凄腕のスナイパーという過去を背負っていたのだった──という筋立て。「なんじゃそりゃ」という設定のウラには、原作者にヒミツが......。本作のクレジットには「作・ひじかた憂峰」とあるが、実はひじかたなる人物、『迷走王 ボーダー』や『オールドボーイ ルーズ戦記』(ともに双葉社)など、男の魂に響く物語を生んできたマンガ原作の大御所・狩撫麻礼だというのだ(『オールドボーイ』も別名義)。ドラマ化に際し、脚本・演出を手がけた演出家・大根仁氏はこう語る。

「メッセージ性が強く、骨太な"狩撫節"をそのまま映像化しました。といっても、40歳前後の働く男たちが、夜中に帰宅して、缶ビールでも開けながら軽い気持ちで観てもらえれば嬉しいですね。このドラマをきっかけに狩撫ブームが起こってくれれば......まぁ、無理か(笑)」

 いや、作家の長嶋有さんや角田光代さんなど、狩撫フリークは意外に多いので、ぜひとも狩撫ブームを!

"狩撫、テレ東、大根仁"という垂涎の3点セット。未読の方は、放送までに全巻買って読破すべし!
(編集部)

『湯けむりスナイパー』
殺し屋を引退することを決意した男が、その過去を伏せて秘境の温泉宿で働くことに──。奥深い温泉宿で繰り広げられる、心揺さぶる極上の人間ドラマ。05年から第2部、07年から第3部が始まり、現在も月1回「漫画サンデー」にて連載中。第1部は全16巻で発売中。発行/実業之日本社 価格/560円(1巻/税込)

 これまで、『アキハバラ@DEEP』(TBS)、『週刊真木よう子』(テレ東)などを撮ってきた大根氏。「ドラマのキャストは、源さん役に遠藤憲一さんなど、かなり個性的な役者陣に集まっていただきました。遠藤さんも本作の魔力に取り憑かれたみたいです」。テーマソングを歌うのは、これまた"男の世界"を表現させたら間違いない、某歌手だとか。放送は、4月上旬よりテレビ東京「ドラマ24」枠にて、毎週金曜深夜0時12分〜0時53分(予定)まで。詳細は公式サイトにて。

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